XMのスワップポイント一覧と計算方法&稼げる銘柄をチャート分析
XMでハイレバレッジ取引でスワップを狙う方法は、エントリータイミングさえ判断を誤らなければかなり「おいしいスワップが狙える銘柄」が揃っています。
ここではそのXM(XMTrading)で、スワップが稼げる銘柄の計算方法からスワップポイントまでを紹介していきます。
スワップは日々変動するので、下記はあくまで目安としてご利用ください。
記事中にはステマ規制に伴い下記のように、バナー広告やテキストリンク広告やボタン広告が含まれています。あらかじめご了承ください。
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スワップが稼げる狙い目の高金利通貨ランキング
2020年5月時点でスワップが稼げる銘柄は以下の通りです。買いSWAPとは買いのスワップポイントを意味します。
銘柄 | 買いSWAP | 売りSWAP | 1lotあたり日本円換算 | ||
---|---|---|---|---|---|
第一位 | USD/MXN | 米ドル/メキシコペソ | -607.88 | 248.12 | 1153.28円 |
第二位 | EUR/ZAR | ユーロ/南アフリカランド | -434.23 | 133.27 | 803.51円 |
第三位 | EUR/TRY | ユーロ/トルコリラ | -247.79 | 42.81 | 676.01円 |
第四位 | USD/ZAR | 米ドル/南アフリカランド | -36.92 | 9.08 | 546.59円 |
第五位 | EUR/RUB | ユーロ/ロシアルーブル | -238.76 | 20.9 | 311.88円 |
第六位 | USD/RUB | 米ドル/ロシアルーブル | -208.77 | 7.23 | 107.90円 |
1lotは10万通貨なので、日本のFXと単位を間違えないようにしておきましょう。
トルコクロスも落ち目のスワップポイントとなったので、米ドル/メキシコペソが今のところ堂々の1位となっています。
スワップアービトラージも見ての通り「買いのマイナス幅」が大きいため、両建てでスワップを稼ぐという手法も通用しません。
ということでこれらの高金利通貨が、売りで稼げるかどうかをチャート分析していきます。
下記の推奨設定でご自分のMT4かMT5を設定してみると、チャート分析がある程度理解できると思います。
参考記事
USD/MXNが売りで稼げるかチャート分析
ポンド円のブログランキングで1位にいた、(現在は面倒なので辞めた)元予想ブロガーとしてのチャート分析を紹介しておきます。
USD/MXNの月足チャート(2020年5月)
長期チャートのお手本である月足チャートの現在のトレンドは
- ボリンジャーバンド+1σより上なので上昇トレンド
- 移動平均線10MAより上なので上昇トレンド
- 一目均衡表の雲の上なので上昇トレンド
ということであまり売りには適していないトレンドになります。
狙うとしたら10MA(オレンジの線)か20MA(白い点線)か、ボリンジャーバンドの-1σまでが基本戦略となります。
USD/MXNの週足チャート(2020年5月)
中期チャートのお手本である週足チャートの現在のトレンドは
- ボリンジャーバンド+1σより下なので短期の売りトレンド
- 移動平均線10MAより下なので短期の売りトレンド
- 一目均衡表の雲の上なので上昇トレンド
となります。週足ベースで見ると20MAか、ボリンジャーバンドの-1σぐらいまでは売りでエントリーをするといいでしょう。
10MAを上回るようであった場合は、上昇トレンドが復活する可能性があるので損切が賢明です。
これらをまとめると
- 長期では上昇トレンドなので、長いスパンでの保持は厳しい
- 中期では上昇の勢いが落ちてきているので、売りの仕掛けどころ
- 売りの下限の目安は21.00000~22.00000までが狙いどころ
- 損切ポイントは24.20000あたりが週足の+1σに位置するのでここが目安
と言う事ですから、あまりスワップだけで長い期間を稼ぐという期待は、現時点では出来ない結果に終わりました。
となると週足ベースの短期か中期でスワップを稼ぐという戦略が、「USD/MXN」には適していると言えるでしょう。
クロス円とドルストレートのスワップポイント
このあたりの銘柄はスワップを狙うというより、ポジションを保持して翌日に持ち越した時のマイナス金額をチェックしていく銘柄となります。
銘柄 | 買い | 売り | 銘柄 | 買い | 売り | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
USD/JPY | 米ドル/円 | -2.06 | -3.82 | EUR/USD | ユーロ/米ドル | -4.8 | -1.1 |
EUR/JPY | ユーロ/円 | -4.22 | -2.12 | GBP/USD | 英ポンド/米ドル | -3.58 | -3.18 |
GBP/JPY | 英ポンド/円 | -2.73 | -4.43 | AUD/USD | 豪ドル/米ドル | -1.72 | -1.82 |
AUD/JPY | 豪ドル/円 | -2.1 | -3.5 | NZD/USD | NZドル/米ドル | -1.34 | -1.94 |
NZD/JPY | NZドル/円 | -1.9 | -3.5 | USD/CAD | 米ドル/カナダドル | -4.02 | -3.62 |
CAD/JPY | カナダドル/円 | -2.44 | -3.84 | USD/CHF | 米ドル/スイスフラン | -0.35 | -5.01 |
CHF/JPY | スイスフラン/円 | -6.39 | -2.69 | ▶ XM(XMTrading)のスプレッド81銘柄を見る |
せっかくなので、最初に紹介しているスワップ計算方法でドル円の買いのスワップを「2020年5月22日のレート」で計算してみます。
高金利通貨であったドル円も今や昔の話で、このスワップポイントで買いで1lotエントリーすると「-206円」と逆に支払う仕様になってしまいました。
しかし売りも買いも両方マイナススワップのため、両建て取引をするとダブルでマイナススワップの影響を受けてしまいます。
その他のドルストレートは下記で紹介しています。
ユーロクロス・ポンドクロスのスワップポイント
相場があまり動かない時に積極的にトレードされるユーロクロスやポンドクロスのスワップです。
これらも昔は高金利通貨として、スワップが稼げるため積極的な売買がありましたが、現在は値幅を取るだけの銘柄となってしまいました。
銘柄 | 買い | 売り | 銘柄 | 買い | 売り | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
EUR/GBP | ユーロ/ポンド | -3.85 | -0.95 | GBP/AUD | 英ポンド/豪ドル | -7.77 | -7.57 |
EUR/AUD | ユーロ/豪ドル | -9.66 | -4.06 | GBP/NZD | 英ポンド/NZドル | -9.75 | -6.65 |
EUR/NZD | ユーロ/NZドル | -11.48 | -3.38 | GBP/CAD | 英ポンド/カナダドル | -7.55 | -6.65 |
EUR/CAD | ユーロ/カナダドル | -9.18 | -3.38 | GBP/CHF | 英ポンド/スイスフラン | -1.97 | -7.77 |
EUR/CHF | ユーロ/スイスフラン | -3.58 | -5.08 | ▶ XM(XMTrading)のスプレッド81銘柄を見る |
一番マイナススワップが大きいEUR/NZDで、1lotあたりの金額をスワップ計算ツールで計算してみると
1日あたり買いで「約-753円」を支払い、売りで「約-221円」の支払いとなります。
1か月ロングポジションで保持した場合、およそ23,000円マイナスになりますから、中長期の保持には注意が必要です。
その他のユーロクロスやポンドクロスは下記で紹介しています。
豪ドル・NZドル・その他クロスのスワップポイント
ここからはどちらかと言うと中途半端なクロス銘柄ですが、NZクロスなら時折値幅があって取引を行うには面白い銘柄と言えます。
銘柄 | 買い | 売り | |
---|---|---|---|
AUD/NZD | 豪ドル/NZドル | -4.61 | -4.11 |
AUD/CAD | 豪ドル/カナダドル | -4.03 | -3.49 |
AUD/CHF | 豪ドル/スイスフラン | -1.11 | -4.11 |
NZD/CAD | NZドル/カナダドル | -3.37 | -3.67 |
NZD/CHF | NZドル/スイスフラン | -0.69 | -4.09 |
CAD/CHF | カナダドル/スイスフラン | -1.01 | -4.70 |
残りの通貨は「値動きも少なく」、「スプレッドも広く」「スワップもつかない」という悪い意味での三拍子が揃っている銘柄ばかりなので、特に見なくてもいいと思います。
何かしら該当国で大きなニュースがあった時に値幅を狙うかどうかなので、まさに青天の霹靂でしか値動きの期待が薄い通貨と言えるでしょう。
銘柄 | 買い | 売り | |
---|---|---|---|
USD/TRY | 米ドル/トルコリラ | -179.95 | -9.65 |
USD/CNH | 米ドル/人民元 | -9.79 | -0.99 |
USD/DKK | 米ドル/デンマーククローネ | -38.63 | -64.43 |
USD/HKD | 米ドル/香港ドル | -7.72 | -3.97 |
USD/HUF | 米ドル/ハンガリーフォリント | -31.22 | -18.62 |
USD/NOK | 米ドル/ノルウェークローネ | -64.49 | -93.49 |
USD/PLN | 米ドル/ポーランドズロチ | -38.02 | -25.12 |
USD/SEK | 米ドル/スウェーデンクローナ | -68.12 | -83.12 |
USD/SGD | 米ドル/シンガポールドル | -10.53 | -10.93 |
EUR/DKK | ユーロ/デンマーククローネ | -56.54 | -56.84 |
EUR/HKD | ユーロ/香港ドル | -98.86 | -28.46 |
EUR/HUF | ユーロ/ハンガリーフォリント | -39.44 | -13.24 |
EUR/NOK | ユーロ/ノルウェークローネ | -92.17 | -74.87 |
EUR/PLN | ユーロ/ポーランドズロチ | -48.36 | -20.16 |
EUR/SEK | ユーロ/スウェーデンクローナ | -93.89 | -69.89 |
EUR/SGD | ユーロ/シンガポールドル | -14.22 | -9.02 |
GBP/DKK | 英ポンド/デンマーククローネ | -52.98 | -75.78 |
GBP/NOK | 英ポンド/ノルウェークローネ | -84.80 | -105.9 |
GBP/SEK | 英ポンド/スウェーデンクローナ | -81.03 | -96.53 |
GBP/SGD | 英ポンド/シンガポールドル | -13.08 | -13.28 |
NZD/SGD | NZドル/シンガポールドル | -5.94 | -7.14 |
CHF/SGD | スイスフラン/シンガポールドル | -14.77 | -7.27 |
SGD/JPY | シンガポールドル/円 | -5.67 | -5.7 |
その他の海外FX業者もこれらの銘柄を用意していますが、個人的にはほとんど意味がない銘柄だと思います。
スワップ計算方法 円建て口座の場合
ちなみにXMのスワップの計算方法は
- クロス円のスワップ計算方式 = 取引枚数(通貨)×0.001×スワップポイント
- その他の通貨のスワップ計算方式 =(0.00001÷為替レート)×取引枚数(通貨)×スワップポイント×対象円のレート
という計算でスワップポイントを計算することが可能ですから、下記で計算例を挙げておきます。
ドル円が107.623銭の時の買いのスワップポイントは、上記では「-2.06」ですから「1lot(10万通貨)取引」の場合
電卓で計算する場合は、マイナススワップの際に+/-を利用すると計算しやすいでしょう。
実際に上記電卓での入力方法は
今度はクロス円以外のスワップを計算してみます。
豪ドル/ドル(0.65365)の買いスワップ「-1.72」の時豪ドル円「70.35銭」時の0.1lot時の計算例
となります。
今度はユーロクロスEUR/AUD(1.66815の時)の、1lot保有時間の売りのマイナススワップ「-4.06」で計算してみましょう。
という金額になるのです。
スワップ計算ツール
XM Tradingではスワップ計算機という便利なツールがあります。
これは取引したい銘柄の枚数に応じて、スワップや必要資金の計算をしてくれるのです。
このスワップ計算ツールの場所を紹介しておきます。
XMtradingのトップページに進み、上段メニューの「FXを学ぶ」→「FX計算ツール」をクリックします。
するとXMTradingのFX計算ツールという画面に切り替わるので、少し下段にスクロールします。
スワップ計算ツールの「詳細を読む」ボタンをクリックすると、下記画面に切り替わります。
ここで下記項目を入力して「計算する」ボタンをクリックすると、上記のように1日でもらえるスワップの金額を算出することが出来ます。
- 口座の基本通貨 JPYを選択するともらえるスワップの金額が円となる(上記だと約11.563円)
- 通貨ペア スワップを稼ぎたい銘柄を入力(今回はUSD/MXN)
- 口座タイプ 「スタンダード口座」を今回は選択
- ロット数 1lot10万通貨なので上記は10lotの100万通貨
売りでしかスワップはもらえないので、当然結果は「スワップ売り(JPY)」の金額を見ます。
10lotに必要な証拠金を調べるには、上記画像の「スワップ」左の「証拠金」をクリックすれば「証拠金計算ツール」の画面が開くので、下記で使い方を説明しておきます。
証拠金計算ツール
今度はUSD/MXNでスワップを稼ぐために必要な資金を算出してくれる、「証拠金計算ツール」の使い方を紹介しておきます。
上記で紹介したように「証拠金」のタブをクリックすると、下記のように証拠金計算ツールが表示されます。
ここで下記項目を入力して「計算する」ボタンをクリックすると、「USD/MXNで10lot取引をする場合に必要な資金」を算出することが出来ます。
- 口座の基本通貨 JPYを選択すると必要証拠金の金額が円での表示となる(上記だと約215,000円)
- 通貨ペア 今回はUSD/MXNで必要な資金を算出
- 口座タイプ 「スタンダード口座」を今回も選択
- ロット数 10lotの100万通貨でスワップを計算したので今回も10lot
- レバレッジ 最大1,000倍まで選べますが今回は500倍を選択
必要資金はおよそ215,000円という結果になりました。
上記は「USD/MXN」のMT4のパソコン版で、注文画面を開いたときのスプレッドとなります。
このように高金利通貨はスワップこそ魅力ですがスプレッドも広いので、レバレッジを効かせた取引はあまり意味が無いと言う事が分かったと思います。
まとめ
以上がXMtradingのスワップポイント一覧と計算方法&稼げる銘柄をチャート分析でした。
おさらいをしておくと
- 高金利通貨は現時点では6種類しかない
- 南アフリカランド円は取り扱いがない
- スワップは自分で計算するよりスワップ計算ツールの利用が簡単
- スワップ生活を始めるのに必要な証拠金は証拠金計算ツールの利用が簡単
です。高金利通貨は大きく値が動く銘柄ではないので、最近大きなトレンドが出た後ですから、上記のチャートで示したポイントをチェックしておいてください。
上昇トレンドのため長期保持には向いていない状態なので、短期か中期狙いでスワップを稼いでみるといいでしょう。
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