Tradeviewのスキャルピング&両建ての特徴から取引の禁止事項
Tradeview(トレードビュー)は取引において、他社と比べて見ても制限が少ないので誰もが利用しやすい優良業者の一つです。
近年まれにみるほど公式サイトに変化がないのも特徴的なFX会社です。
最初に結論を書いておくと
- スキャルピング取引は可能
- 両建て取引も可能
- EAの導入も無料で可能(EAは自分で用意)
- VPSも無料で可能
という仕様です。最低入金金額がXレバレッジ口座以外10万円以上かかるので、VPSを無料で利用できるとはいえ、10万円は資金が必要ということですね。
ここは制限がほぼないので過去にこういった取引制限を受けて、苦い思いをした人が利用するには使いやすい海外FX業者と言えます。
そして取引ツールはMT4とMT5、cTrderまで利用可能なので、EAの利用も簡単に導入可能となっています。
ここではこれらの取引に関する事項をもう少し詳しく調べて見ましたので、ここで取引を考えている人は参考にしてみてください。
記事中にはステマ規制に伴い下記のように、バナー広告やテキストリンク広告やボタン広告が含まれています。あらかじめご了承ください。
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Tradeviewのスキャルピングの特徴
Tradeviewはa-book業者であるため、顧客の手数料で企業自体を運営しています。
となると取引回数が増えるスキャルピング取引というものは、禁止と言うよりまったくもって歓迎される取引にあたるのです。
海外FX業者選びでもa-book業者というのは、大きな選択肢の一つと言えます。
b-book業者が多い海外FX業者の中で、b-book業者は取引禁止事項が多いのに対してa-book業者は取引の禁止事項が少ない海外FX会社と思っておくといいでしょう。

海外FX業者でよく特典として提供しているボーナスなどがないため、ボーナスを利用した両建てやスキャルピングは出来ません。
またレバレッジはXレバレッジ口座で500倍、cTrader口座で初期は200倍(最大400倍)、ILC口座でMT4なら200倍、MT5で100倍と言う仕様が基本仕様となります。
と言う事は100万通貨や500万通貨など、多くの枚数でスキャルピングや両建て取引を行うとなると

また証拠金維持率が100%を下回るとロスカットされるため、他社と比べると余裕を持った資金を残した枚数しか保持出来ません。

EUR/USDのレートが1.206前後で50lot(500万通貨)のスキャルピングトレードを考えた場合、MT4のILC口座はレバレッジ200倍なので資金が約326万円必要となります。
350万円の資金を用意した場合、証拠金に対して100%を下回ったらロスカットなので、約24万円損失が出たら強制決済されます。
500万通貨取引ということは、3~6pipsポジションが逆に行くと損切が確定してしまいます。

なので多枚数取引でのスキャルピングを考えているのであれば、この証拠金維持率100%を下回るとロスカットという仕組みを頭にいれておいてください。
ちなみに各口座のスプレッドですが、Xレバレッジ口座のみ取引手数料が無料で、その他の口座は往復取引手数料が5~6ドルかかります。
その他銘柄のコストパフォーマンスが知りたい人は下記記事で紹介しています。
上記記事を見ればわかると思いますが、口座の種類が多いTradeviewでは、コストを考えるとMT4のILC口座でスキャルピング取引を行うとよいでしょう。
ただしコストよりレバレッジを重視するのであれば、500倍まで利用できるXレバレッジ口座がよいでしょう。

またXレバレッジ口座は1万円から利用できますが、その他の口座は最低10万円の資金が必要となっていますので、少額スキャルピングトレーダーは注意しておいてください。
最大ロット数について
ちなみに多くの枚数を保持したいトレーダーは、主要銘柄で1ポジション75lot(750万通貨)、200ポジションまで保有可能という仕様となっています。
しかし実際に取引ツールのMT4を立ち上げて、ドル円のレート表示を右クリックして「仕様」を選択してみると
上記で最大ロット数は50(500万通貨)となっていました。
その他EUR/USDやマイナー通貨のEUR/SGDなどでも確認をしてみましたが、最大ロット数は50と共通していました。
以前Tradeviewのサポートに最大ロット数の問い合わせをしたのですが、その時の回答は最大ロット数は75lotでした。
そして今回MT4の仕様をチェックして50lotだったので、サポートに再確認をしたところ
その場合は50ロットです。どうぞよろしくお願いいたします。
と結構適当な答えが返ってきたので、どうやら最大ロット数は50lotのようですかね。
約定力の特徴
Tradeviewでは、50以上のリクイディティプロバイダ(LP)の中から最適なレートが配信されるシステムを採用しているため、高い約定力が期待できると言われています。
取引サーバーはCN5のLD4データセンターにあり、グラスファイバーケーブル接続を介してLPに接続することで高速約定を実現とうたっていますけどね。
私が資金を10万円以上用意して、MT4のILC口座で実際にトレードした約定に関する感想は

という印象を受けました。
下記が取引履歴なので、実際にトレードしていることが分かると思います。(負けていますが・・・)
私は裁量トレーダーなので、スキャルピング取引や両建て取引などは実践していませんが、約定スピードは各海外FX会社で取引しているので、リアルにある程度の早さは分かります。


また変動スプレッドを採用しているので、注文や決済時にはレート変動が発生しているので、思った値より動くケースも存在します。
これはスリッページというより、レート変動による値が変動してしまう特性なので海外FX独特の仕様とも言えます。

とは言ってもこれらはスマホの通信環境で異なるケースも多いので一概には言えませんが、利用した感じで言えば決済スピードはそこまで早くはないという結論です。

TradeviewではXレバレッジ口座でNDD STP方式、その他口座でNDD ECN方式を採用しています。

DDはノミ行為があるとかNDDは透明性が高いとか、様々なブログでワンパターンのように書かれていますがあくまで空想レベルなので、あまり気にしないほうがいいでしょう。
どちらにしても冒頭で書いた話とかぶりますが、Tradeviewはa-book業者なので、スプレッドや手数料で運営している海外FX業者です。
要するに顧客が長くトレードを続けてもらえればもらうほど、手数料収入が入るので健全な運営が可能です。
なので取引に透明性を求めるのであれば、a-book業者であるかどうかを気にするほうが正論と言えます。
相反するb-book業者は注文処理を自社で行っているので、顧客がもうけすぎると損をする海外FX業者と言われています。

なのでこれまでにストップ狩りを受けた経験がある人や、取引制限を多く受けた人が利用するには最適な海外FX業者の一つと言えます。

Tradeviewでも早朝時間はスプレッドが広がるので、この時間帯でトレードすればストップ狩りと勘違いする可能性も無きにしもあらずと言えます。
参考記事
ストップレベルについて
またTradeviewではストップレベルがないので、注文後に指値や逆指値を設定する際に、値を設定する最低ラインと言う概念が存在しません。
例えば他社でドル円の買いを108.00銭で保持した場合、ストップレベルが5.0pipsあるとします。
その際に指値や逆指値の注文をするのにストップレベルが5.0pipsあることで、107.95銭か108.05銭でしか注文を執行出来なくなるのがストップレベルの値となります。

下記は実際に口座開設してインストールしたMT4からEUR/USDの仕様を開いた画像となります。
上記画像を見ての通り、ストップレベルは0と言う仕様になっています。
Tradeviewでは自動売買(EA)を使用したスキャルピングも可能です。
EAでのスキャル取引もストップレベルが存在すると、銘柄ごとに利確や損切の値を細かく設定しないといけないので、こういった煩わしさもありません。
cTraderで自動売買を考えているのであれば、下記記事が参考になります。
cTraderの使い方を紹介しているブログは少ないので、デモ口座などを開設して使い勝手などを見て見るといいでしょう。

VPSの処理はクラウド上で実行されるため、急激にパソコンがシャットダウンしたり、停電などの予期せぬトラブルで取引ツールが停止した場合にも安定した稼働が可能と言えます。
両建て取引の特徴
Tradeviewでは両建て取引に関しても制限はありません。
と言う事は以下の取引も可能ということになるのです。
- MT4 スタンダード(Xレバレッジ)口座でドル円の買いを入れてILC口座でドル円の売りを入れる取引
- 同じくMT4 スタンダード口座でドル円の買いを入れて、他社の口座でドル円の売りを入れる取引
その他の海外FX業者では、AとBの口座があった場合A口座だけで両建て取引は可能だが、AとBで反対売買を入れる取引は禁止されている業者がほとんです。
ただし他社で別口座で両建てが禁止されている場合は意味がないので、他社での両建て取引の特徴もしっかり押さえておくことが必要です。
このように異なる口座で両建てが禁止されている場合は、当然他社口座での両建て取引も禁止されているので、こういった制限がないのがTradeviewの両建て取引の特徴と言えます。
またスワップを狙った両建て取引も可能ですが、マイナススワップが大きいので取引自体は出来ても「両建て取引によるリスク0で金利を稼ぐ手法」は通用しません。
しかしスワップポイント自体はかなり魅力的な海外FX業者と言えるので、低金利の日本で取引をするぐらいなら下記記事で、スワップポイントを狙うほうが効果的と言えます。
取引禁止事項
公式サイトのQ&Aは英語で表記されているので、取引に関する禁止事項などがよくわからないTradeviewのサポートに禁止事項があるのか聞いて見ました。
質問内容

サポートの回答

とあまりにも簡単な答えだったので、もう少し掘り下げた質問をぶつけてみました。

- 指標トレードを狙った明らかにハイリスク・ハイリターンを目的としたゼロカット狙いの大きな取引
- 窓開けのみを狙ったマーケットクローズ直前に大きな注文をする取引
- 取引インフラの弱点を利用し利益を稼ぐ取引方法
- 裁定取引(アービトラージ取引)
- 接続遅延・レートエラーを利用した取引
- 他業者間のレート表示差を利用した取引
サポートの回答

その他もリスク管理の観点からおすすめをしておりせん。
という回答をいただきましたので、接続遅延・レートエラーを狙った取引は控えるべきと言えるでしょう。

補足として上記で私が調べたその他の取引を考えている人は、直接サポートに聞いて見るといいでしょう。
ゼロカットを利用した取引
ちなみにゼロカットとは口座残高がマイナスになった際に、追証を要求せずに口座を0円にリセットしてくれる制度を指します。
ただしTradeviewのロスカットは証拠金が100%を下回った際に発動するので、経済指標や週明けの窓開けぐらいでしかゼロカットは発動しないと思っておくといいでしょう。
しかもTradeviewでは、あの衝撃のスイスフランショックの際にもゼロカットで口座を0にした実績もあるそうです。
経済指標や週明けの窓開けで口座がマイナスになってもゼロカットはありますか?
という質問をしてみたら以下の回答がサポートから返ってきました。

弊社ではバットティックに限らず、LP供給量が影響した損失にも対応ができるものに関しては補填をいたしており、スイスフランショックの際も補填しております。


いずれにしても優良企業の一つでもありますから、スキャル取引だけでなく一般トレーダーにとってもおすすめできる海外FX業者と言えます。
しかし当然マイナスポイントはいくつか存在しますので、下記でその内容をチェックしてみるといいでしょう。
参考記事
まとめ
以上がTradeviewのスキャルピング&両建ての特徴から取引の禁止事項でした。
おさらいをしておくと
- スキャルピングに関して全く制限はなく、むしろ歓迎される取引
- 証拠金を100%下回るとロスカットされるので、多枚数取引のトレーダーは要注意
- 両建て取引も異なる口座でも他社と併用しても可能
- ボーナスは無いので、ボーナスを利用した両建てやスキャルピング取引は出来ない
- 両建て取引でリスクなくスワップを稼げる銘柄はない
- 接続遅延・レートエラーを利用した取引は敬遠すべき
という調査結果に終わりました。
Tradeviewでの取引制限はほぼない業者なので、思い切った取引が出来る業者であることがわかります。
後は言うほど約定力は高くないという感想がポイントとなりますので、スキャルピングトレーダーは決済時の約定力に関してはやや注意が必要と言えます。
そしてサーバーに負担がかかるスキャルピングはOKでしたが、接続遅延・レートエラーを利用した取引はややNGだったので少し矛盾がありますが、それでも他社と比べると取引制限が少ない海外FX会社と言えます。
その他の海外FX業者の取引に関する条件や特徴などは、下記でまとめていますので、他の利用を考えているのであれば下記カテゴリーをチェックして読んでみてください。
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Posted by FXメイト
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