Tradeviewのスプレッド一覧&口座タイプの種類と特徴
Tradeview(トレードビュー)はスプレッドの狭さで有名であり、またa-book業者なので顧客の手数料のみで運営している海外FX業者ですから、取引制限もゆるいのも特徴的です。
そのコストパフォーマンスの高さは、私が調べた海外FX業者の中では上位に食い込んでいますが、利用するにはある程度の資金が必要です。
口座の種類もデモ口座を入れると8種類あるので、選ぶのに悩む所ですが、最初にワンポイントを書いておくと
- 資金が10万円未満のトレーダーは、デモ口座かXレバレッジ口座(レバレッジ500倍)しか取引出来ない
- 10万円以上の資金を入金すればその他の口座の利用が出来るが、レバレッジ200倍が利用できるMT4のILC口座がおすすめ
という事を念頭にして読んでみてください。ちなみにカリネックス口座は現在募集はしていないそうです。
記事中にはステマ規制に伴い下記のように、バナー広告やテキストリンク広告やボタン広告が含まれています。あらかじめご了承ください。
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Tradeviewの主要銘柄スプレッド一覧
私が実際にTradeviewで口座開設をして、トレードまで行って調べたリアルスプレッドを紹介していきます。
下記は私がトレードした取引明細書です。
最初に注意点を書いておくと
- Xレバレッジ口座の取引手数料は無料なので、下記スプレッドだけがコストです。
- ILC口座やcTrader口座は、1lot(10万通貨)取引を行うと手数料が往復5ドルかかるので、下記では+0.5pips加算した表記にしています。
取引ツールのMT4やMT5、cTrderのいずれを利用してもスプレッドの変化はないので、口座名で見るといいでしょう。
ちなみにデモ口座はILC口座となりますので、スプレッドはILC口座をチェックしてください。
Tradeview 主要銘柄のスプレッド | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | カナダドル円 | スイスフラン円 |
ILC・cTrader口座 | 0.6pips | 0.8pips | 1.4pips | 1.1pips | 1.3pips | 1.3pips | 1.7pips |
Xレバレッジ口座 | 2.0pips | 2.1pips | 2.6pips | 2.6pips | 2.9pips | 2.8pips | 3.0pips |
ドルストレート他 | EUR/USD | GBP/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF | – |
ILC・cTrader口座 | 0.5pips | 1.1pips | 1.0pips | 1.0pips | 0.8pips | 1.0pips | – |
Xレバレッジ口座 | 1.8pips | 2.2pips | 2.1pips | 2.7pips | 2.5pips | 2.3pips | – |
上記は手数料を含んだ表記にしていますが、0.1lot取引だと往復取引手数料は0.5ドルに縮小されます。
レバレッジ500倍を利用出来るXレバレッジ口座は、コスト的にほとんど魅力がないのが難点と言えます。
次はユーロクロスやポンドクロス、オセアニアクロスなど
Tradeview クロス銘柄のスプレッド | |||||
---|---|---|---|---|---|
ユーロクロス | EUR/GBP | EUR/AUD | EUR/NZD | EUR/CAD | EUR/CHF |
ILC・cTrader口座 | 1.0pips | 1.5pips | 2.8pips | 1.5pips | 1.4pips |
Xレバレッジ口座 | 2.6pips | 3.1pips | 4.6pips | 3.2pips | 2.8pips |
ポンドクロス他 | GBP/NZD | GBP/AUD | GBP/CAD | GBP/CHF | CAD/CHF |
ILC・cTrader口座 | 2.6pips | 1.5pips | 1.5pips | 1.5pips | 1.7pips |
Xレバレッジ口座 | 4.7pips | 3.4pips | 3.2pips | 3.1pips | 3.3pips |
豪ドル・NZドルクロス | AUD/NZD | AUD/CHF | AUD/CAD | NZD/CAD | NZD/CHF |
ILC・cTrader口座 | 1.7pips | 1.2pips | 1.3pips | 1.9pips | 1.5pips |
Xレバレッジ口座 | 3.0pips | 2.82.7pips | 2.8pips | 3.3pips | 3.4pips |
他社ではかなりスプレッドが広い、GBP/NZDやEUR/NZDですら3.0pipsを切るほどの低コストパフォーマンスです。
その他の海外FX業者のスプレッドは下記で見比べることが可能です。
実際のレートをスクリーンショットで調べたのが下記となります。
Xレバレッジ口座28銘柄
ILC口座28銘柄
Tradeviewの口座の種類と主な特徴
Tradeviewは、下記口座以外にも
が用意出来ますので、興味がある人はサポートに依頼して口座を開設するといいでしょう。
また下記では各口座の種類別のスプレッドも紹介していくので、最後まで読んでみて下さい。
各口座の相違点 | |||||
---|---|---|---|---|---|
口座名 | Xレバレッジ MT4 | ILC MT4 | ILC MT5 | cTrder | カリネックス |
最大レバレッジ | 500倍 | 200倍 | 100倍 | 最大400倍(初期は200倍まで) | |
取引手数料 | 無料 | 1lot 往復5ドル | 1lot 往復6ドル | ||
注文方式 | NDD STP | NDD ECN | |||
銘柄の種類 | 61通貨 | 41通貨 | |||
取引ツール | MT4 | MT5 | cTrder | CURRENEX | |
最低取引量 | 0.01lot(1,000通貨) | 0.1lot(10,000通貨) | 0.01lot(1,000通貨) | 0.1lot(10,000通貨) | |
最低入金金額 | 1万円 | 10万円 |
見ての通り低スプレッド口座で取引するには、ILC MT4口座のレバレッジ200倍が最大ですから、レバレッジも上手く活用したければILC MT4口座一択となります。
ロスカットはいずれも100%なので、大体資金の半分が最大取引枚数の目安になるでしょう。
例 10万円入金した場合は0.5lot(5万通貨)が最大取引量の目安です。
下記は各口座の共通点をまとめています。
各口座の共通点 | |
---|---|
スプレッド | 変動 |
マージンコール | なし |
証拠金維持率 | 100%以下で強制ロスカット |
最大保有枚数 | 主要通貨で1ポジション最大75lotで200ポジションまで保有可能 |
ボーナス | なし |
両建て | 可能 ▶Tradeviewのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項 |
スキャルピング | |
口座の通貨 | JPY・USD・EUR・GBP・AUD・CAD・CHF・MXN・ZAR |
Tradeviewはマージンコールがなく、ロスカットが100%なので資金ギリギリまで証拠金としてトレードするとすぐにロスカットされてしまいます。
レバレッジも100~200倍までなので、他社とくらべても取引枚数を多く持つにはある程度の余剰資金が必要ということです。
口座の通貨は円建てやドル建てなどが利用できるので、円安トレンドであればドル建て口座を利用すると為替差益も狙えます。
参考記事
Tradeviewは資金を10万円以上用意しないと追加で口座を開設することは出来ません。
しかも実際に追加口座の依頼をかけたら、申し込みが多すぎて業務が追い付いていないせいか、1~2営業日(土日は含まれない)かかりました。
なので追加で口座を開設して早くトレードしたい人は、早目に追加口座を開設しておくといいでしょう。
またカリネックス(Currenex)口座は現在コロナの影響で開設出来ません。
Xレバレッジ口座
TradeviewのXレバレッジ口座はいわゆる他社でいうスタンダード口座に該当します。
主だった特徴はレバレッジが500倍まで利用できる点と、取引手数料が無料で注文方式がSTP方式を採用しているぐらいです。
STP方式とはECN方式と比べると以下の点が劣ります。
- 約定力
- 約定スピード
と言っても体感では非常にわかりにくいので、流動性の低い時間帯やクリスマスや年末年始などの取引は、約定拒否(リクオート)もありうると思っておくといいでしょう。
とりあえず資金が1万円から始められるので、低予算でa-book業者を利用したいのであれば、このXレバレッジ口座がメインの口座となります。
どちらにしても特に利用するメリットがレバレッジ500倍だけなので、ハイレバ取引がしたい人がこの口座を選ぶといいでしょう。
ILC口座
基本的にTradeviewを利用する人が選ぶのが、このILC口座が一般的となります。
MT5だとレバレッジが100倍までしか利用できないので、ロスカットの証拠金維持率100%以下の条件と併せると厳しめの仕様と言えます。
MT5のほうが最新ツールのため、ゆくゆくはレバレッジ200倍にはなりそうですが、それまではMT4口座で取引していくといいでしょう。
またECN方式を採用しているので、実際に注文をしてみると約定スピードはかなりの高速でしたが、決済は注文時より遅かったのが率直な感想です。
大きい海外FX業者というのは、なぜか約定力がイマイチと言う点が共通事項だったので、Tradeviewもその類に入るのかもしれません。
デモ口座でスタートした際にもILC口座となるため、使い勝手などを知りたい人はデモから始めてみるといいのではないでしょうか。
デモ口座の参考記事
cTrader口座
Tradeviewでは高機能ツールcTraderを利用することが可能です。
実際にcTraderを利用した感想を書いておくと
- 利用するにはcTraderの申し込みが別途必要で英語表記が多い
- 利用者が少ないため使い方の記事は少ない
- 一般注文であればMT4やMT5で十分
と言えます。
注文方式や手数料もILC口座と同じですから、MT4やMT5で物足りないと感じる人が利用するといいでしょう。
Currenex口座
Currenex(カリネックス)口座は現在開設できないので、スプレッドなどを調べることは出来ませんでした。
世界中のプロトレーダーが利用するプラットフォームなのですが、海外FX会社で紹介しているのは今のところここぐらいしか私は知りません。
日本のFX会社では外為ファイネストが採用しているので、詳しくはそこで見るのが一番だと思います。
実際に上記で特徴を読んでみたのですが、特に推奨できる内容はなくアピールポイントも少ないという印象です。
主な特徴は
- ワンクリック・ダブルクリック注文が可能
- インターバンク市場に直結した注文が出来る
- 板情報を閲覧することが可能
ぐらいが特記した特徴と言えるくらいです。
ILC口座でも約定スピードは抜群に早いので、約定力を求めるのであればそこまで差は無いと思います。
またこのCurrenex口座を利用すると往復取引手数料が+6ドルになるので、コスパ的にはやや劣る口座と言えます。
今度はスワップが魅力的な高金利通貨などのスプレッドを紹介しておきます。
高金利通貨のスプレッド
Tradeviewは海外FX業者の中でもスワップポイントも高めの業者です。
手数料だけで運営している業者なので、あまり頻繁にトレードをしないであろう高金利通貨は、低スワップかと思ったのですが、意外に高かったのは驚きでした。
参考記事
下記はILC口座のレートになりますので、下記スプレッドに往復取引手数料0.5pipsを加算してください。
そしてスプレッドの変動率もかなり高いので、あくまで目安となります。
高金利通貨 | スプレッド |
---|---|
USD/MXN | 81.7pips |
USD/RUB | 238.2pips |
USD/ZAR | 155.3pips |
EUR/TRY | 330.2pips |
EUR/ZAR | 120.0pips |
もう一度書いておくと、ここは証拠金維持率が100%なので、このスプレッドをよく見てエントリーしないと、ポジションを持った瞬間にロスカットされます。
EUR/TRYなどは330.2pipsもスプレッドがあるので、まさに余裕を持った資金でエントリーしないと行けません。
ただこれは流動性が低い時間帯での調査なので、流通が多い時間帯であれば上記の1/3までスプレッドは縮小しています。
リアルなレートを知りたい人のために上記の高金利通貨のスプレッドをMT4から抜粋して、スクリーンショットで貼り付けてみました。
これから紹介するCFDのスプレッドもILC口座からピックアップしていますので、下記スプレッドに往復取引手数料+0.5pips加算した表記にしています。
仮想通貨のスプレッド
Tradeviewでは、海外FX業者で取り扱いの少ない仮想通貨も取引可能です。
ただし取り扱い銘柄は5つと、人気どころだけを揃えた品揃えと言う印象を受けます。
その気になるコストは
仮想通貨 | ||
---|---|---|
銘柄名 | 日本語表記 | 調査スプレッド |
BTC/USD | ビットコイン/米ドル | 291.3 |
BTC/JPY | ビットコイン/円 | 419.3 |
ETH/USD | イーサリアム/米ドル | 22.5 |
XRP/USD | リップル/米ドル | 7.2 |
LTC/USD | ライトコイン/米ドル | 56.0 |
これらをリアルタイムで調べたレート画像が下記になります。
仮想通貨のスプレッドの広がり具合は激しかったので、上記はあくまで参考情報としてチェックしておいてください。
BTC/USDなどは1分間に50pipsから130pipsまで広がっていました。
どちらにしても数年に1回大きく値を上げる傾向が見受けられる仮想通貨ですから、安値圏で推移した際には仕込んでおくと爆裂するトレンドがまたやってくるかもしれません。
株式指数(インデックス)
Tradeviewの株式指数の取り扱いは平均レベルで、スプレッドもイマイチといった内容です。
インデックス(株価指数) | |
---|---|
銘柄 | 調査スプレッド |
J225(日経225) | 68.5pips |
WS30(米ダウ30) | 43.0 |
NDX(米ナスダック100) | 20.5 |
SPXm(米S&P500) | 1.5 |
STOXX50E(欧Stocks50) | 16.9 |
UK100(英FTSE100) | 20.5 |
GDAXI(独DAX30) | 17.5 |
FCHI(仏カック40) | 11.3 |
HSI(香港ハンセン50) | 72.1 |
AUS200(豪S&P/ASX200) | 11.7 |
DOLLAR_INDX(ドルインデックス) | 35.5pips |
こちらのリアルタイムで調査したインデックス11銘柄のスクリーンショットは下記となります。
最近ではドルインデックスなどが追加されたようですね。
株価自体は現在押し目トレンドなので、買って稼ぐ方向性が正しいと言えます。
コロナショックのような暴落に備えて、ダウなどの銘柄も常にチェックしておくといいでしょう。
もちろん日経平均の取引であればリアル情報が入手しやすいので、こういった海外FXでレバレッジを利かせて取引してみるといいでしょう。
ゴールドなど貴金属・エネルギーのスプレッド
今度は人気のゴールドや原油などのスプレッドをまとめてみました。
Tradeviewでも原油はコロナショックの際にマイナスになった時期もありましたが、今は落ち着きを見せています。
もし再び原油がマイナスになるようなことがあれば、思い切って買いで攻めていきたいと言えますね。
貴金属・オイル | ||
---|---|---|
銘柄 | 調査結果 | |
XAU/USD(ゴールド/ドル) | 2.2pips | |
XAU/EUR(ゴールド/ユーロ) | 3.0 | |
XAG/USD(シルバー/ドル) | 2.1 | |
PALLADIUM(パラジウム) | 228.3 | |
PLATINUM(プラチナ) | 40.26 | |
UKOIL(BRENT原油) | 3.5 | |
CRUDEOIL(原油先物) | 5.5 | |
NGAS(天然ガス) | 9.5pips |
これらのリアルタイムレートをスクリーンショットで貼り付けたのが下記になります。
原油先物まで取り扱いがあるのが珍しい仕様と言えますかね。
主にメジャーな商品だけを扱っている印象を受けましたので、流行りに乗っかってトレードしたい人であれば上記CFDを取引してみるといいでしょう。
早朝時や週末時の変動幅
最後に週末のマーケットクローズ時や、早朝取引時間の際のスプレッドの広がり具合を調べて見ました。
Tradeview MT4 ILCとMT5口座 23銘柄の週末マーケットクローズ時のスプレッド一覧
Tradeview MT4 ILCとMT5口座 早朝時の23銘柄のスプレッド一覧
調査した結果を見て見ると、週末より早朝時間のほうがスプレッドが拡大している傾向が見受けられました。
ゆえに資金ギリギリでトレードしている人は、これらの時間帯にマイナスポジションを保持していた場合、ストップ狩りに遭ったと言う錯誤をしてしまいます。
ましてや証拠金維持率100%でロスカットされるTradeviewですから、強制決済される可能性はかなり高くなります。
こういった事前に拡大すると言う情報を知っておけば、入金して証拠金を増やすなど対策は打てますから、どれくらい広がるのかを上記でチェックしておいてください。
もちろんスプレッドの拡大率は秒刻みで変化するので、上記の拡大幅もあくまで目安となります。
調査した感想
Tradeviewは確かに低スプレッドで、取引手数料も往復で5ドルと言う仕様はトップクラスでした。
しかしスプレッドなどのコストを数十社調べた中ではNO2と言う結果に終わっています。
参考記事
もちろん企業的信用度なども換算するとNO1業者には違いないので、低コストを求めるのであれば利用を考えてもいい海外FX業者と言えます。
CFDなどは日本時間帯で見るとかなりスプレッドが拡大しているので、夕方16:00以降ぐらいでないとこの激変するスプレッドの仕様に、すぐロスカットされてしまいそうですね。
どちらにしても証拠金維持率100%でロスカットと言う仕様が、スプレッドが拡大する時間において足かせとなるには違いないので、その他の海外FX業者と比べて見ても余剰資金がかなり必要な海外FX会社と言えます。
まとめ
以上がTradeviewのスプレッド一覧&口座タイプの種類と特徴でした。
おさらいをしておくと
- スプレッドと取引手数料などのコスパは業界最高レベル
- 資金が10万円以上ある人であれば、レバレッジ200倍のMT4のILC口座がおすすめ
- Xレバレッジ口座はコスパがかなり悪い
- cTraderは導入から使い勝手を覚えるのに手間がかかる
- Currenex口座は現在開設出来ない
- CFDのスプレッドは流動性が低い時間帯ではかなり広がっている
と言った内容です。
下記では実際に口座開設した手順までを紹介しているので、興味がある人は実践してみてください。
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