iFOREXのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項
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iFOREXではスキャルピング取引や自動売買の利用は残念ながら禁止事項となっていて、両建て取引はあまり推奨されていません。
ここではその特徴から、その他の取引に関する禁止事項などを詳しく調べてみたので参考にしてください。
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スキャルピング禁止例
iFOREXのスキャルピング取引の定義は
となっています。ということは9回までの短期決済なら問題ないということですかね。
逆に言えば一日にスキャルピング取引のつもりでなくても、10回以上取引を行うとスキャルピングとして扱われるのかサポートに聞いて見ることにしました。
質問内容
- スキャルピングは10回未満であれば問題ないということでしょうか。
- もしくは保有時間などの条件もありますか?
- 複数口座と書いていたのですが、iFOREXで複数口座は持てますか?
- 自動売買は全面禁止でいいですかね?
サポートに聞いた結果
- 弊社ではスキャルピングは禁止です
- リスクマネージャーの判断になり、特定の時間枠では定義されていません。
- 自動売買は禁止です。
- 弊社のポリシーでは1人の契約者には、取引口座1つのみ所持できることになっております。
とあまり丁寧な回答はもらえませんでした。
短期決済に関する質問もマネージャーの裁量ということなので、過度な取引でなければSNS上の口コミなどを見て見ると問題は無さそうです。
上記はツイッターでのスキャルピング取引を実践した人ですが、1日2回くらいは取引は出来ています。
ただしこういった口コミはその後の展開までの記載がないので、利益を出金できたどうかなどまでは不明です。
利益が出た後に「禁止かつ利益没収」と言われたらそれまでなので、スキャルピングや自動売買取引は無理に行わず避けたほうが良さそうです。
スキャルピング向きの通貨
1日9回まではスキャルピング取引は可能なニュアンスでしたから、仮にその少ない回数で取引をするには下記のコストで見たおすすめの通貨を紹介しておきます。
iFOREX コストパフォーマンス | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | カナダドル円 | スイスフラン円 |
公式サイトにあるスプレッド | 0.7pips | 1.2pips | 2.3pips | 3.0pips | 3.0pips | 2.0pips | 2.0pips |
ドルストレート他 | USD/CHF | USD/CAD | AUD/USD | NZD/USD | AUD/NZD | AUD/CHF | NZD/CAD |
同上 | 1.5pips | 2.0pips | 0.8pips | 2.0pips | 11.0pips | 4.0pips | 6.0pips |
ユーロクロス | EUR/USD | EUR/GBP | EUR/AUD | EUR/NZD | EUR/CAD | EUR/CHF | ― |
同上 | 0.7pips | 1.1pips | 3.0pips | 9.0pips | 4.0pips | 2.0pips | ― |
ポンドクロス | GBP/USD | GBP/AUD | GBP/NZD | GBP/CHF | GBP/CAD | ― | ― |
同上 | 0.7pips | 8.0pips | 11.0pips | 3.0pips | 4.5pips | ― | ― |
見ての通りコストでそれぞれの銘柄を見比べて見ると、1.0pipsを割る銘柄はわずか4種類しかありません。

少ない回数でスキャルピング取引を行う以上は、コスパに優れている銘柄で取引しないと割に合いません。
iFOREXは取引手数料は無料なので、上記のpipsだけをチェックしておくといいと思います。
その他の取引禁止事項
取引の制限が多いiFOREXで、スキャルピングや両建て取引以外の禁止事項は
- 遅延価格での取引
- 価格操作や時間操作などを利用した取引
- 自動売買(EA)
- 複数口座での取引 口座はエリート口座しかないので現在は出来ない
- API取引 他のプログラムと相互作用するソフトウェアプログラムを使用した取引
などが挙げられます。
自動売買や複数口座での取引は一般トレーダーでも普通に実践してしまうので注意が必要ですが、その他の取引は「やり方」さえ知らなければ特に行うことはないでしょう。
その他にも禁止事項はあるようですが、裁量トレーダーであれば気にすることはないので、上記にないトレードを考えている人は直接サポートに聞いて見るといいでしょう。
iFOREXはサーバーが弱い
iFOREXは過去に何度がサーバーダウンをしています。
要するにサーバーが強くないので、サーバーに負荷がかかるスキャルピングや自動売買取引を禁止しているのです。
参考記事

サーバーダウンの経験が無い人の為に、このサーバーダウン時にどのような現象が起きるかを書いておくと
- ダッシュボードにログイン出来ない
- 取引ツールにログイン出来ない
- 注文や決済もできない
- 公式サイトにアクセスできない
と言った現象が発生します。 全ての現象が毎回発生するわけではないのですが、システムトラブルがひどい時であればその可能性はUPします。

ここのロスカットレベルは証拠金維持率0%以下なので、サーバーが復活した場合の最悪のシナリオは資金が0円になっていることがあるのです。
両建て取引の禁止事例
iFOREXの両建ては公式サイトを見ると以下のように記載されています。
iFOREXは両建てを、「正味」に基づいて、最小の証拠金を計算する目的のための取引ととらえます。さらにiFOREXは両建ての一方のポジションの決済を、未決済のまま残るポジションと同量の新しいポジションの注文と捉えます。
このように禁止こそされていませんが、「取引をして利益を稼ぐというものではない」という微妙なニュアンスで書かれています。
サポートに両建て取引は禁止事項なのかを質問したところ

という回答だったので、通常の両建て取引は問題無いと言えます。
実際に禁止されている両建て取引は
- エリート口座とそれ以外の口座での両建て
- 他社の口座と両建て取引を行うこと
となっていますが、現在は1口座しか開設出来ないため、他社と併用した両建て取引のみ禁止されている取引内容と思っておきましょう。
iFOREXには入金ボーナスが最大10万円あるので、エリート口座だけであればボーナスだけの両建て取引も可能です。
ただしボーナスは消滅すると復活しないので、エントリータイミングには細心の注意を払って取引する必要がああります。
参考記事
実際に両建て取引と言うものは、エントリー自体はFX初心者でも出来る簡単な取引ですが、決済まで行うとなると超ハイレベルなスキルが必要となります。
何故ならば買いと売りで二つのポジションを保持した場合、仮に売りへポジションが動いた際「買い」のポジションを決済する必要があります。
この決済タイミングをしっかり見極めないと、買いのポジションを閉じた後に相場が大きく上昇して、「売り」ポジションがマイナスになる場合もあります。

しかも「買い」のポジションを閉じた後に、その決済レートよりさらに値が下がらなければ「売り」で利益は出ません。
ということは結局ポジションを閉じても、下がらないと損をする以上そこで売りのエントリーしたことと同じ意味になると言う事です。

それでも両建てで稼げる可能性があるのは、「トレンド」がしっかり出た時です。
上記の例で言えば「買い」のポジションを閉じて、レートが30pipsさらに下がる流れなら大きく稼げます。

このように「トレンド」が大きく出る相場とタイミングが合わなければ、両建て取引で稼ぐことは非常に難しいテクニックが必要だと言う事です。
DD業者は魅力も多いが制限も多い
iFOREXはDD業者であるので、こういった注文の制限が多いのも特徴的です。

DDとNDD業者の違いは前者は注文時にディーラーを介する業者で、後者は注文時にディーラーを介さない業者と言われています。
ではディーラーが間に入ることで、顧客に不利な注文となるのかと言われるとあながちそうでもありません。
この注文時に大きく関与するのは「スリッページ」で注文した際の値と約定の値がほぼ同じであれば、DDでもNDDでも気にする必要はありません。
実際にDDでもNDDでも取引した私自身の感想を書くと

なのでここにこだわるのは「時間の無駄」と言う事です。
DD業者は不透明でNDD業者は透明性が高い業者などと言われていますが、これだけでは微妙な評価となります。
ここに加わるのは「a-book業者」と「b-book業者」という言葉です。
- a-book業者は顧客のスプレッドや手数料で企業を運営しています。 顧客の利益を歓迎
- b-book業者は顧客の入金金額で利益を得る業者と言われています。 顧客の利益はあまり歓迎しない
要するに顧客が損をすると入金金額がそのまま業者の収入となって儲かるのですが、顧客が利益を上げて出金されると損をするのがb-book業者です。
このa-bookとb-bookの違いを見るとここでも透明性という意味は似通ってくるので、DDとNDDかつa-bookとb-bookまで見ないと意味はないでしょう。
手数料などが収入のa-book業者は逆に、顧客が利益を出せば手数料収入が続くので儲かると言う事です。

と言われると日本のFX会社も同じ傾向が見受けられるので、そんなに気にする必要はありません。
どうしてもこの点が気になる人は、a-book業者のTradeviewやTTCMを利用するといいでしょう。

iFOREXはb-book業者なので、こういった取引制限を行っていると考えておくといいでしょう。
ただし実際にはiFOREXでは多くの人が出金をしていますので、このb-book業者やDD方式と言うのはあまり気にしないほうがいいでしょう。
まとめ
以上がiFOREXのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項でした。 おさらいをしておくと
- スキャルピング取引は原則禁止だが、1日9回までなら許容範囲
- サーバーが弱いのでその他の取引制限も多い
- 両建て取引は可能だが、やや微妙なニュアンスなので積極的に取引すべきでない
- ボーナスだけで両建て取引は可能だが、ボーナスが無くなると復活しないので要注意
- DD業者なのでコストは低めだが制限が多い
と言った内容です。 一般トレーダーであれば、そこまで気にする内容ではないので常識レベルであれば何も気にする必要はありません。
スキャルピングで最も気になるコストパフォーマンスは下記で紹介していますので、FXだけでなく仮想通貨やインデックスなどのCFDのコストもチェックしておいてください。
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Posted by Webメイト
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