AXIORYのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項
昨日の読者数 670
総閲覧数 492918
AXIORYは低コストと約定力などに定評がある海外FX業者なのですが、スキャルピング取引や両建て取引に関する制限などがあるのか気になるところです。
ここではこういった禁止事項やその他特徴などを自動売買取引も含めて、制限の有無を色々と調べてみましたので参考にしてみてください。
スポンサーリンク
AXIORYのスキャルピングの制限
Axioryでは、公式サイトをチェックすると以下のように記載されています。

ということで特に制限はありませんが最大レバレッジは400倍までなので、大きな枚数でスキャルピングを行うには少し物足りないのがデメリットと言えます。
自動売買によるスキャルピングは可能なのかサポートに聞いて見ると


とあっさりOKの返事をいただきました。
それではどの口座でスキャルピング取引をするのがいいのか、下記で詳しく紹介していきたいと思います。
スキャルピング向き口座
Axioryは二つの口座と二つの取引ツールが利用できる海外FX業者です。
口座の選択でいえば、コストが安いナノスプレッド口座を開設すればいいでしょう。
その気になるコストは
AXIORY コストパフォーマンス | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
銘柄名 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | カナダドル円 | スイスフラン円 |
スプレッド | 1.0pips | 1.0pips | 1.4pips | 1.3pips | 1.5pips | 1.2pips | 1.2pips |
銘柄名 | EUR/USD | GBP/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF | EUR/GBP |
– | 0.8pips | 0.9pips | 1.2pips | 1.2pips | 1.0pips | 1.1pips | 0.9pips |
となっていて、上記は取引手数料往復6ドルを0.6pips加えた形で表記しています。
全般的に低コストの海外FX業者なので、取引回数が多いスキャルピングトレーダー向けの口座と言えます。
注文に関して言えば、すべての取引をカバー先であるリクイディティ・プロバイダーを経由して顧客に最良のレートで自動的に注文を執行するNDD業者であるのもAxioryの特徴です。

公式サイトでは約定拒否(リクオート)は成行注文では発生するが、指値や逆指値では発生しにくいと書いているので「成行注文」にはスキャルトレーダーも要注意です。
個人的に感じたリクオートが発生しやすい時間帯は、主に「流動性が低い時間帯」が該当します。
その気になる時間帯や日程の例を紹介しておくと
- 早朝時
- クリスマスや年末年始

ただし公式サイトには約定率は99.9%と書いてあるので、上記時間帯以外の取引であれば約定力とその約定スピードに驚くと思います。
その他の銘柄やスタンダード口座のコストは下記で詳しく紹介しています。
約定で弱い点も要注意
Axioryには注文に関しては強い印象を受けますが、ロスカットに関して言えば実はかなり弱い海外FX業者です。
スキャルピングトレーダーにロスカットという言葉はあまり縁が無いのですが、一応ここで簡単に紹介しておきます。

実体験で経験したことは、このロスカット20%の強制決済はあまり作動せず、残高が0円になってしまった経験が何度かあります。
Axioryのサポートとやり取りした際でも下記のように、ロスカットからのゼロカットになる可能性が非常に高いという内容が送られてきたこともあるのです。
上記ではMT4ではロスカットからのゼロカットになる可能性が高いとなっていますが、私自身がロスカットが作動せずにゼロカットが作動したのはcTraderでした。

これらの現象を防ぐには、単純に損失を確定する値を設定すればいいいだけなので、あまり適当なトレードをしていると残高が残らずに0円になると思っておくといいでしょう。
後は補足としてAxioryでは、ストップレベルはFX銘柄からCFDまで0という仕様です。

人気の海外FX業者のXMでポンド円などは、10pips以上離れた値でないとこれらの設定が出来ません。
例えばポンド円を140円で売りをエントリーした場合、ストップレベルが10の時は140.10銭か139.90銭でないと指値や逆指値の注文が出来ないということです。
こういった制限まで緩いAxioryはまさに、スキャルピングトレーダー専用の海外FX業者と言っても過言ではないでしょう。
両建て取引の特徴
Axioryでは両建て取引に関しても一切制限はありません。
- スタンダード口座とナノスプレッド口座で両建て取引もOK
- 他社の口座と両建て取引をしても問題なし
- ボーナスだけで両建て取引も可能
と言ったところですが、他社の口座と両建てをしてもその業者が他社との両建て取引がNGであれば何の意味もないので、結局は他社での両建て取引の禁止事項もチェックしておく必要があります。
また年に数回開催されるボーナスキャンペーンで獲得したボーナスだけで両建て取引も可能ですが、大体上限金額が最大3万円までなのでそこまで両建て取引の恩恵はないと言えるでしょう。
参考記事
Axioryで両建て取引を考えている人は下記の点だけは知っておきましょう。
と当たり前の内容なのですが、両建て取引は「片側決済の見極め」だけが大きなポイントとなります。
例えばレートがあまり動かないレンジ相場で片方のポジションを決済すると、残したポジションの動きも小さいので大きく稼げません。


このトレンドも残したポジションの方向性で進んでくれないと稼げませんから、両建て取引というものはかなり上級テクニックが必要だと言う事です。
そしてFX初心者がやってしまいがちな両建て取引というものをよく考えて欲しいのですが


ポジションが日にちをまたいだ場合はマイナススワップ分が引かれるので、両建て取引というものはかなり稼げる確率は低いということです。
両建て取引の証拠金
Axioryで両建て取引を行う場合、MT4とcTraderではそれぞれ証拠金の計算が異なります。
- MT4の場合は同じ取引枚数を保持した場合、証拠金は相殺されるので0円という扱いになります。
- cTraderの場合は証拠金は相殺されずに、片側のポジションの証拠金が計上されます。

cTraderの場合は片側の証拠金を利用した状態になるので、新たにポジションを取る場合はこの証拠金分は利用できないということになるのです。
そしてマイナススワップなどで証拠金が減った場合、余剰証拠金を満たさないなどの理由で両建てが解除になれば必要証拠金は発生します。

参考記事
そしてAxioryで両建て取引でスワップを狙うという稼ぎ方は、どの銘柄もマイナススワップがプラススワップを凌駕するので通用しません。
株価指数CFDの取引においても、配当落ち日ごとに配当調整金のプラスマイナスが発生するため、マイナスの配当調整金が続いた場合には両建てが解除されるという仕組みを知っておくといいでしょう。
取引禁止事項
Axioryの公式サイトを色々とチェックしてみると取引制限や禁止事項がみつからなかったので、直接サポートに聞いてみました。


とこれもまたあっさり禁止事項はないという回答で、あまりの制限の無さに驚きを隠し切れませんでした(笑)
しかしさすがにもう少し詳細を書いて聞いて見ると答えは変わってくると思い、以下の取引内容の可否の質問をしつこく投げかけてみました。
- ゼロカット方式を悪用したような取引(明らかに指標トレードで、 ハイリスク・ハイリターンを目的とし一方がゼロカットになることを前提とした大きな取引)
- 窓開けを狙ってマーケットクローズ直前に非常に大きな取引量を発注する取引
- 取引インフラの弱点を利用し利益をあげる取引方法
- 裁定取引・アービトラージ取引
- 接続遅延・レートエラーを利用した取引
- 他業者間のレート表示差を利用した取引
サポートの回答

という驚きの回答が返ってきました・・・
とはいってもAxioryにはレバレッジだけ制限が存在します。
口座残高の増加でレバレッジは変わってくるので、倍率を400倍以上落としたくない人は下記記事をチェックしておいてください。
しかし取引で禁止される内容が無いとなると、自動売買(EA)を駆使したスキャルピング取引やゼロカットを利用した週明けの窓狙いや、経済指標専門取引も可能ということになります。
EAなどは専門知識が無いと利用するのは難しいですが、ゼロカットを利用した稼ぎ方は誰でも出来るので、詳しくは下記記事を参考にしてチャレンジしてみてください。
まとめ
以上がAxioryのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項でした。
おさらいをしておくと
- ここはレバレッジ制限以外、あらゆる取引において禁止事項がない珍しい業者
- スキャルピングやEA取引をするならナノスプレッド口座一択で良い
- レバレッジは400倍と低いので、大口枚数の取引にはある程度資金が必要
- アービトラージ取引も可能
- ゼロカットを利用した窓開け狙いも可能
という仕様です。
日本のFX取引やその他の海外FX業者で取引の制限を多く食らった人や、自由度の高いFX会社を探しているのであれば、ここAxioryを選べばいいと思います。
ただしコストパフォーマンスは高いのですが、ボーナスキャンペーンなどの特典はあまり実施されておらず、レバレッジも他社と比べると低い海外FX業者であることは知っておくといいでしょう。
スポンサーリンク
Posted by Webメイト
関連記事

Axioryの商品ごとの取引時間(日本時間)と取り扱い全銘柄一覧
Axiory(アキシオリー)には豊富な取引銘柄が揃っていますが、それぞれの商品の ...

Axioryの評判と危険性を徹底的に調べた評価と利用した感想
日本ではおなじみのAxioryはどんな業者なのか、出金はきちんと出来るのか、本当 ...

Axioryのレバレッジの特徴&変更方法と規制・残高制限を解説
Axioryのレバレッジは最大400倍と他社と比べても低い設定なので、まずは各口 ...

Axioryの口座開設方法&各メニューの使い方の手順までを解説!
ここでは海外FX会社AXIORY(アキシオリー)の口座開設方法から各メニューの操 ...

AXIORYの資金移動の手順と得をする方法から注意点まで
AXIORYで追加口座を開設して複数の口座を所持した際に、現在ある口座残高を別の ...
スポンサーリンク
ブログ内を検索
カテゴリー
海外FX業者個別記事
新着記事

GEMFOREXのボーナスの特徴&未入金ボーナスだけで取引した結果
ここではGEMFOREXのボーナスやその他サービスを詳しく調べてみましたので、口 ...

XM(XMTrading)のスプレッド一覧&口座タイプの種類と選び方
XM(XMTrading)は海外FXのデビュー門と言われている業者ですが、スプレ ...