FXGTのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項
1種類しかなかった口座が5種類まで増えたFXGTではスキャルピングや両建て取引は禁止されていませんが、いくつか条件などが存在します。
基本的にスキャルピングはOKで両建て取引の場合は、同じ口座内であれば可能という仕様になっています。
結論を先に書くと、サーバー自体はそこまで強い業者ではないので、そこまでスキャルピングには向いていません。
両建ても他社との併用などは出来ないので、1口座限定で考えるのであれば利用するといいでしょう。
なので海外FXで自由度の高いスキャルピングや両建て取引を考えているのであれば、下記2社がおすすめですが、FXGTのようにボーナスキャンペーンを積極的に実施していません。
なのでボーナスを活かしたスキャルピングや両建てを考えているのであればFXGTを利用するといいでしょう。
しかし最近MT5アプリが利用できなくなったので、アプリを持っていない人はWEBで、IDとパスワードを入力するだけで取引できる、WEBトレーダーだけでしか取引できません。
ここではこれらの特徴からその他の取引の禁止事項を色々と調べてみましたので、気になる注意点とともに参考にしてください。
記事中にはステマ規制に伴い下記のように、バナー広告やテキストリンク広告やボタン広告が含まれています。あらかじめご了承ください。
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スキャルピングの特徴
FXGTでは、スキャルピング取引は出来るのですが取引ツールがMT5しかなくMT4に対応していないため、これまでにMT4でしかEAを稼働していない自動売買トレーダーには使いにくい海外FX業者と言えます。
そして注文方式はECN口座以外はNDD STP方式を採用しているため、以下の特徴が上げられます。
- 手数料は無料
- スプレッドは平均的
- 流動性の低い時間帯はリクオート(約定拒否)やオフクオートの発生もある
- ECN口座より約定スピードは遅い
ということでECN口座以外は、あまりスキャルピング向けの口座ではないということがわかります。
ECN口座を利用すると取引手数料は往復で6ドル発生しますが、やや低めのスプレッドで取引は可能で高速約定も可能ですし、リクオートなどは発生しにくい口座と言えます。
ただしFXGTは口座開設ボーナスや入金ボーナスといった特典が豊富なので、ECN口座以外はボーナス狙いでスキャルピング取引をするのはありと言えます。
しかしFXGTのボーナスは出金出来ないため、取引量を多くこなしてボーナスも獲得したいのであれば他社を利用するといいでしょう。
指定の取引量を満たせばボーナスが出金出来る海外FX業者の一例
なのでFXGTのボーナスは証拠金を上げるために利用するか、資金が枯渇した際にボーナスだけで取引をするのに活用するのが有効的と言えます。
気になるコストパフォーマンスは
FXGT クロス円のコスパ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | カナダドル円 | スイスフラン円 |
セント口座 | 2.0pips | 2.4pips | 3.6pips | 3.3pips | 4.8pips | 3.6pips | 4.2pips |
ミニ口座 | 1.8pips | 2.2pips | 3.6pips | 3.0pips | 3.0pips | 3.4pips | 3.3pips |
スタンダード口座 | 1.6pips | 2.2pips | 3.0pips | 2.8pips | 2.8pips | 2.8pips | 2.8pips |
FX専用口座 | 1.6pips | 2.2pips | 3.0pips | 2.8pips | 2.8pips | 2.8pips | 2.8pips |
ECN口座 | 1.3pips | 1.7pips | 2.2pips | 2.1pips | 2.2pips | 2.0pips | 2.8pips |
見ての通りスキャルピング取引をするには、割高な設定となっています。
なのでFXGTでスキャルピングを考えているのであれば、下記EUR/USDやGBP/USDなどのドルストレートで行うといいでしょう。
ドルストレート他 | EUR/USD | GBP/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
---|---|---|---|---|---|---|
セント口座 | 1.9pips | 2.6pips | 2.4pips | 2.6pips | 2.5pips | 2.2pips |
ミニ口座 | 1.7pips | 2.2pips | 2.1pips | 2.5pips | 2.3pips | 2.2pips |
スタンダード口座 | 1.6pips | 1.8pips | 1.6pips | 2.5pips | 2.1pips | 2.1pips |
FX専用口座 | 1.6pips | 1.8pips | 1.6pips | 2.5pips | 2.1pips | 2.1pips |
ECN口座 | 1.3pips | 1.4pips | 1.5pips | 1.8pips | 1.6pips | 1.5pips |
また公式サイトにログインしてQ&Aを読むと以下の注意点も存在していました。
このスリッページが発生する頻度が多ければスキャルピング取引には致命的なので、こういったリクオートなどは約定に関する不安要素の一つでもあると言えます。
スキャルトレーダは「利小・損小」が基本の取引なので、出来るだけ1回の取引枚数を増やして取引するのも特徴と言えますからね。
また公式サイトをチェックしても約定に関する記述や、取引の公平性や透明性の記述が無くやや不明点が多いのも事実です。
実際にFXGTの約定に関する口コミなどを見て見ると
- 約定しにくい
- スプレッドが広がる
- サーバーが弱い
など。
最近になってサーバーの弱さは改善されたので、とりあえずスキャルピング取引を始めてもいいかもしれません。
ストップレベルも弊害の一つ
FXGTではストップレベルが存在するため、FX取引でポジションを取った際に指値や逆指値の注文を考えている人にはこの制限が弊害となります。
以下が主要銘柄のストップレベルとなります。
FXGTのストップレベルの仕様 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
銘柄名 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | カナダドル円 |
ストップレベル | 6.2pips | 8.0pips | 12.2pips | 11.2pips | 11.4pips | 11.2pips |
銘柄名 | EUR/USD | GBP/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
ストップレベル | 5.2pips | 8.4pips | 6.0pips | 10.0pips | 9.0pips | 8.8pips |
ちなみにポンド円が135.00銭の時に注文を入れると上記表のストップレベルは12.2pipsとなるので、指値や逆指値は135.122銭か134.1,000銭でしか注文が通らないと言う事になります。
こういった様々な取引に関して「OKなようでOKでない取引制限がある海外FX業者」でスキャルピング取引を行うよりは、ほとんど制限がない海外FX業者で取引するほうが気分的にも楽です。
こういった制限が緩い海外FX業者はAXIORYが有名ですから、下記記事を参考にしてみてください。
両建ての特徴
FXGTでは両建て取引は可能ですが、以下の制限が付いてきます。
以前と比べて口座が5つに増えたので、別口座を開設しての両建て取引や他社との両建て取引は禁止ということですね。
他社と併用した両建ての例を挙げると
- FXGTで豪ドル円の買い
- 海外FXのB社(もしくはFXGTの二つ目の口座)で豪ドル円の売り
こういった両建て取引も禁止されているということになるのです。
しかし両建て取引自体は片方のポジションを解除した時点が、普通にポジションを保持することと同じなのであまり意味が無いことを知っておくといいでしょう。
ちなみにボーナスだけで両建て取引を行うというのは
またFXGTではスワップを狙った両建て取引自体は可能ですが、マイナススワップのほうが大きいのでリスクなしでスワップ生活を始めることは難しい業者です。
唯一このリスクなしでスワップを稼ぐことが出来るのは、GEMFOREXだけなので、興味がありましたら下記記事を読んで実践してみてください。
取引禁止事項
とりあえずFXGTではQ&Aなどが会員登録をしないと閲覧できなかったり、これから利用を考えている人には情報を入手しにくい海外FX業者です。
なので下記取引が禁止行為にあたるのかどうかをサポートに確認してみました。
- ゼロカット方式を多用した取引(経済指標や月曜の窓開けを狙った大きな取引)
- 取引インフラの弱点を利用し利益をあげる取引方法
- 裁定取引・アービトラージ取引
- 接続遅延・レートエラーを利用した取引
- 他業者間のレート表示差を利用した取引
これらの取引が可能か禁止取引にあたるかどうかを聞いた結果
それ以外の取引内容は
というグレーゾーンにあたると言う回答はもらえましたが、明確な答えは分からないと言う結果に終わりました。
なので上記取引を考えている人は、直接サポートに確認してみてください。
仮想通貨やCFDでのスキャルピング
FXGTはFXよりも仮想通貨での取引がメインとなります。
ただしスプレッドはあまり安定した動きをしていないので、正直仮想通貨でのスキャルピングは難しいかなと言う印象です。
視覚的に表示されているスプレッドで注文しても、動きが激しいので思った以上にレートが離されて約定することも多々あります。
もちろんこれはFXGTに限らず、どの海外FX業者でも同じことが言えるので、仮想通貨自体があまりスキャルピングに適しているとは言えません。
どちらかというと株式指数やエネルギーなどのCFDで、スキャルピングをするほうがまだましと言ったところです。
仮想通貨のスワップもかなりマイナスが大きいので、当然のことながら両建て取引を行うこともメリットは無いと言えるでしょう。
裁量トレーダーであれば早朝時などのスプレッドの拡大はかなり大きくなるので、ディトレードメインで行わないとあっという間に資金が枯渇します。
早朝にこういったスプレッドの拡大で、ストップ狩りを食らったなどの口コミを見かけますが、早朝時はどこの海外FX業者もかなりスプレッドは拡大します。
なので、両建て取引でポジション持ち越し時には早朝時にわけのわからないストップロスに引っかかる可能性があることを頭に入れておくといいでしょう。
まとめ
以上がFXGTのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項でした。
おさらいをしておくと
- スキャルピング取引は可能
- ボーナス目当てのスキャルピング取引をしてもボーナスは出金出来ない
- コスパは平均的
- ストップレベルは広い
- 両建て取引も1口座限定で可能
- 約定スピードは並み
- システム的要因がだいぶ改善された。
ということで、システム的に改善されたので、ぼちぼちスキャルや両建て取引をするのにもよい会社になったかもしれません。
一応下記でこれまでのトラブルなども紹介していますので、興味がありましたら参考にしてみてください。
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Posted by FXメイト
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