FBSのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項
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海外のFBSFXではスキャルピング取引や両建て取引は可能ですが、いくつか条件や禁止事項なども存在します。
ここではこれらの取引に関する特徴から、禁止されている内容まで詳しく調べて見ましたので参考にしてみてください。
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スキャルピングの特徴
FBSではスキャルピングに制限はないのですが、約定力は遅いのが特徴的です。
スタンダード口座やセント口座はNDD STP方式を採用しているので、取引手数料は無料ですが注文や決済に1~2秒かかります。
ECN口座はNDD ECN方式を採用しているので、その他の口座と比べるとさすがに早い約定スピードですが、それでもその他の海外FX業者と比べるとやや遅めと言えます。

と記載があるように0.4秒はECN口座対象で、0.4秒はやはり早い約定力とは言えないでしょう。
制限がないので自由度は高いですが、この約定スピードの遅さはやや致命的と言えるので、これを覚悟してスキャルピング取引をするといいでしょう。
ちなみにスキャルピングの可否を、自動売買も含めて可能かどうかをサポートに聞いて見ました。
サポートの回答

という返答だったので、通常のスキャルピングでも自動売買でも普通に取引可能です。

スキャルピング向け口座
それでは数多くの口座が用意されているFBSで、最もコストパフォーマンスが高くスキャルピングに向いているECN口座のコストを見てみましょう。
ECN口座はその他の口座と違い往復取引手数料が6ドルかかるので、下記では+0.6pipsでコストを表記しています。
FBS ECN口座のコストとストップレベル | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
銘柄名 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 | カナダドル円 |
コスパ | 0.9pips | 1.8pips | 2.2pips | 1.6pips | 2.2pips | 2.2pips |
ストップレベル | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips |
銘柄名 | EUR/USD | GBP/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
コスパ | 0.7pips | 1.2pips | 1.4pips | 1.3pips | 1.7pips | 1.6pips |
ストップレベル | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips | 0.1pips |
上記は公式サイトの平均値ではなく、私が調べた内容なので変動である以上多少の誤差はあります。
その他の口座のコストは下記記事で参考にしてみるといいのですが、ECN口座とそこまでコストに差が無いのも特徴的のため、ボーナスを利用して枚数を増やした取引をしたいならスタンダード口座でもいいでしょう。
またストップレベルが全銘柄0.1pipsなので、指値や逆指値注文の際にはストップレベルを気にせずに設定可能です。


例えばドル円を105円で買いを入れてストップレベルが10pipsだった場合、指値や逆指値は105.10銭か104.90銭でしか設定できません。
FBSでは、このストップレベルが0.1pipsなので105.01銭か104.99銭で設定できると言う事です。


もちろん自動売買(EA)を利用したスキャルピング取引も可能なので、ECN口座でハイレバレッジを活かしたスキャルピング取引を始めてみるといいでしょう。

しかしメジャー通貨は一通り揃っているので、マニアック銘柄で取引を考えている人でなければ、特に問題は無いと言えるでしょう。
ボーナス狙いのスキャルピング
FBSでは、セント口座やスタンダード口座でスキャルピングをすると、コストは割高ですが以下の恩恵があります。
- 100%入金ボーナス
- 取引ごとにキャッシュバック
100%入金ボーナスは最大1万ドルまで受け取ることが可能で、指定の取引量を満たせば現金として出金可能です。

一般トレーダーだと取引量を達成するのは難しいので、キャッシュバックがメインで入金ボーナスは証拠金を増やすツールとして利用されています。
参考記事
いずれにしてもECN口座と比べるとコストは割高なので、出金目的で1日数十回スキャルピング取引する人であれば狙ってみるのも面白いでしょう。
ボーナスは最大1万ドルですから、日本円に換算すると100万円以上のボーナスを出金することが出来るのは、かなり魅力的な特典と言えますからね!
両建ての特徴
FBSでは両建て取引も可能ですが、異なる口座での両建て取引も可能という珍しい仕様です。
異なる口座での両建て取引ということは
- セント口座でドル円を買い
- スタンダード口座でドル円を売り
といったトレードが可能ということです。
こういった取引はその他の海外FX業者では、禁止事項として扱われていることがほとんどなので数少ない別口座での両建て取引が出来る海外FX業者と思っておくといいでしょう。
こういった取引のメリットとして代表的なのは、EAを利用したトレーダーなどが該当します。

この意図しない両建て取引でも他社では禁止されているので、FBSではEAの自在性が損なわれないということになるのです。

ただしゼロカットを利用した両建ては契約を見ると「留保」とされているので、あくまで一般取引だけで行うといいでしょう。
この点をサポートに聞いて見ると

という回答をいただきました。
ゼロカット方式とは、相場の急変動で口座の残高がマイナスになっても追証が発生しない制度を指します。
現在の通常取引で相場の急変動がある例は
- 週明けの窓あき相場
- 経済指標(特に政策金利など)
が主なパターンとなるので、これらを利用した両建て取引を行うことは下記のように制限が設けられています。
2つ以上の口座を持つと考えられる理由がある場合、ある口座残高を上回る損失を、顧客の別の口座から差し引く権利を留保する。
留保ということはFBSの内部の人が判断するということですから、取引してゼロカットになった場合追証が0になるかどうかの許可が、されるかどうかわからないと言う事です。

ちなみにボーナスだけで両建て取引を行うことは出来ません。
何故ならばFBSでは、口座残高が30%を下回るとボーナス(クレジット)は全消滅するからです。

またスワップを狙った両建ても取引自体は可能ですが、マイナススワップの方が大きいのでリスクなしで金利を稼ぐ手法は通用しません。
まあこれは数ある海外FX会社でもGEMFOREXぐらいなので、興味がある人は下記記事をチェックしてみてください。
参考記事


取引禁止事項
スキャルピングや両建て取引の内容を調べた結果、全体的に取引の制限が緩かったので以下の取引内容の禁止の可否をサポートに聞いて見ました。
- ゼロカットシステム方式を多用した取引
- 裁定取引・アービトラージ取引
- 窓開けを狙って週末のマーケットクローズ直前に多数の取引量を発注すること
- 取引インフラの弱点を利用し利益を稼ぐ取引方法
- 接続遅延・レートエラーを利用した取引
- 他業者間のレート表示差を利用した取引
ゼロカットや週明けの窓狙いに関して言えば両建て取引の特徴で書いたので、基本は多用禁止という判断でいるといいでしょう。
その他の取引内容の結果は

という返事が返ってきたので、驚きの内容だったと言えます。
まあどちらにしても高度な技術が必要な取引内容ばかりなので、一般トレーダーにはあまり縁が無いと言えます。

まとめ
以上がFBSのスキャルピング&両建ての特徴やその他取引の禁止事項でした。
おさらいをしておくと
- スキャルコスパはECN口座が良いが、その他口座と比べてもそこまで差が無い
- ボーナス口座で出金やキャッシュバック狙いでスキャルピングをしても面白い
- スキャルピング取引に関して言えば特に制限はない
- ゼロカットを利用しなければ異なる口座での両建て取引も出来る
- 裁定取引・アービトラージ取引は禁止事項にあたる
- 取引の自由度はかなり高めの海外FX業者
日本のFX会社やその他の海外FX会社で様々な取引制限を受けてきた人は、FBSを利用すれば若干の恩恵が受けれると言ったところでしょうか。
コストと特典をチェックして割に遭うと思う人がここで、スキャルやEAを利用して積極的な売買にチャレンジしてみてください。
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Posted by Webメイト
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