XMのスキャルピング取引の特徴&注意事項からストップレベルまで
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XM(エックスエム)でスキャルピング取引を考えている人は、特に制限なく取引可能となっていますが、各口座で様々な特徴があります。
どの口座でスキャルピング取引は向いているのか、レバレッジはどこまで大きく出来るのかなど気になる内容は結構あるのです。
そして一回のポジションで保有可能な最大保有枚数も各口座で違ってきます。
ここではこれらの内容を詳しく調べて見ましたので、今後の取引の参考にしてみてください。
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禁止・注意事項
XMではスキャルピングに関して禁止事項はありませんが、サポートに聞くと以下の場合が注意点にあたるという回答をいただきました。
とりあえずは最初に要請が入るので、その後取引を続けた場合には何かしら措置があるようなニュアンスでした。

ストップレベルとは、注文をした際に設定する指値、逆指値などの値のpips幅を表し、このpipsを超えた値でないと指値、逆指値などの注文が出来ません。
例を簡単に書くと
ストップレベルの確認方法は簡単で、取引ツールのMT4かMT5のどちらかを起動します。
すると上記「気配値」一覧が表示されているので、ストップレベルを調べたい銘柄を「右クリック」します。
すると「仕様」という項目が表示されるので、クリックします。
私はAUD/JPYを右クリックしたので、豪ドル円のストップレベルは99ということです。pipsで言えば9.9pipsと言う事ですね。
なので豪ドル円でスキャルピングした場合、利確や損失の値を設定する場合には最低でも9.9pipsは離れた値でないと設定できないと言う事です。
MT4アプリの場合は「気配値一覧」で銘柄をクリックして、「通貨ペアのプロパディ」をクリックするとストップレベルを確認することが出来ます。
MT5アプリの場合は「気配値一覧」画面で銘柄をクリックして、「設定」をクリックすると下記のように確認することが可能です。
中には上記のようにストップレベルが0の銘柄もあります。
ストップレベルはマイクロ・スタンダード・ゼロ口座いずれも同じ値なので、下記のゼロ口座の表でコストとともに掲載しています。
スキャルピング取引のメリット・デメリット
後はXMtradingのスキャルピング取引のメリットとデメリットを紹介しておきます。
まずはメリットから
- レバレッジ888倍か500倍を利かせることで多くの枚数で保持できる(最大50lot)
- ユーロクロスやポンドクロスであれば、日本のFX会社とほぼ同レベルのコストパフォーマンスで取引出来る
- スタンダード口座やマイクロ口座であれば、ボーナスだけでスキャルピング取引が出来る
- 自動売買を利用したスキャルピング取引も可能
やはり海外FXの最大のメリットは、日本のFX会社より沢山の保有枚数でスキャルピング取引が出来る点と言えます。

自動売買でスキャルピングをするトレーダーはあまりいないとは思いますが、参考情報として確認しておいてください。
デメリットは
- コスパは日本のFX会社のほうが圧倒的に良い
- スキャルピングに有利なコスパがいいZERO口座では、スプレッド以外に手数料がかかる
- 流動性の低い日や時間帯では約定拒否もある
- ワンクリック取引はアンドロイドスマホでは非対応
- 大口取引をすると一瞬の動きで大きく動いた際には瞬殺される
などなど。
スキャル専門トレーダーに必須のワンクリック取引はiPhoneやパソコン版、MACなどでは対応していますが、androidでは対応していないので、注意しておきましょう。

日本のFX会社が各社で採用している損切設定のは素晴らしい機能が多いのですが、MT4やMT5アプリではとても高機能とは言えないので紹介しておきます。
MT4やMT5アプリでは注文前か約定後に、以下の画面で損切設定を行います。
- - SL +は損失確定の値を入力。
- - TP +は利益確定の値を入力。
日本のFX会社ではポジションが逆に行った場合、自動で~pipsで損切が出来る機能などが、初期設定で出来たりするので結構重宝します。

そのため大口ポジションを持った瞬間に、要人発言などで一気にレート変動があった場合、あっという間に資金が0円とかそれに近い金額でロスカットされるという可能性があるのです。
この取引ツールの損切設定機能の面倒な点と、機能的弱さだけは必ずトレード前にチェックしておくといいでしょう。


MT4やMT5アプリの使い方は下記で紹介しています。
後の内容は下記で詳しく紹介していますので、それぞれの口座でのスキャルピング取引の特徴を掴んでみてください。
スキャルピングに不利な口座(マイクロ・スタンダード口座)
XMtradingのスタンダード口座でスキャルピング取引を実践すると
- スプレッドは広めなのでコスパは悪い
- 最大888倍のレバレッジでポジションが持てる
- 最大50lot(500万通貨)までが一回で保有できる枚数
- 口座残高が2万1ドルを超えるとレバレッジは200倍まで落ちる
- 10分以上ポジションを保持しないとロイヤリティプログラムのポイントが付かない
という内容が主となり、どちらかというとスキャルピングには向かない口座と言えます。
マイクロ口座でも最大保有数以外は同じ内容ですが、スキャルピング取引を行うには取引枚数が小さいので割愛しています。





気になるマイクロ・スタンダード口座のコストパフォーマンスは
XMTrading マイクロ・スタンダード口座のSPRED | |||||
---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 |
1.7pips | 2.7pips | 3.8pips | 3.5pips | 2.8pips | |
ドルストレート | EUR/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
1.8pips | 2.1pips | 2.9pips | 2.0pips | 2.0pips | |
ユーロクロス | EUR/GBP | EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/NZD | EUR/CAD |
2.6pips | 3.0pips | 2.9pips | 3.9pips | 3.5pips | |
ポンドクロス | GBP/USD | GBP/CHF | GBP/NZD | GBP/AUD | GBP/CAD |
2.7pips | 5.9pips | 6.9pips | 7.0pips | 5.7pips |
上記は公式サイト公表の平均値ではなく、私がMT4やMT5から実際に確認した値となりますので、多少の誤差はご了承下さい。
見ての通り「2.0pips」を割るのはドル円とユーロドルだけなので、コスパ的には厳しいものがあります。

ただしこの二つの口座には入金ボーナスと言う特典があり、入金した金額の倍の金額で取引が出来て、資金が無くなってもボーナスだけで取引出来ると言う特典があります。

詳しくは下記で紹介していますので、参考にしてみてください。
またロイヤリティプログラムというのは、簡単に言えば取引でもらえるポイントシステムです。
マイクロ・スタンダード口座で取引を行うとポイントが付くのですが、10分以上保持しないとポイント対象外になることを知っておくといいでしょう。

またスキャルピングで大きく利益を出せたり、一回のポジションでたくさんの枚数を保持したいトレーダーは「2万1ドル以上」(約200万円以上)という残高制限を知っておきましょう。

レバレッジ888倍でスキャルピング取引を続けたいのであれば、200万円を超えると一度出金して口座残高の調整も必要となります。
高いコストを支払ってでもレバレッジ888倍スキャル取引を重視する人は、この残高制限を知っておくといいでしょう。
参考記事
スキャルピングの特徴(XMTrading Zero口座)
XMtradingのZero口座でスキャルピング取引を実践するとマイクロ・スタンダード口座との相違点は
- スプレッドはZero口座が狭いが往復取引手数料が10ドルかかる
- レバレッジは最大500倍までしか取引出来ない
- ボーナスは3,000円口座開設ボーナスしかない
- ロイヤリティプログラムもない
- 注文方式はECN方式なので約定が早い
という違いがあり、どちらかというとXMTrading Zero口座のほうがコスパがいいので、スキャルピング取引に向いている口座と言えます。

まずはそのコスパから紹介していきますが、ゼロ口座にかかる往復取引手数料は+1.0pipsで加算したものを表記しています。
XMTrading ゼロ口座のSPRED&STOPLEVEL | |||||
---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 |
1.1pips | 1.3pips | 2.6pips | 2.2pips | 3.2pips | |
ストップレベル | 4.0pips | 5.4pips | 10.8pips | 9.9pips | 14.0pips |
ドルストレート | EUR/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
1.2pips | 1.3pips | 2.2pips | 1.7pips | 1.5pips | |
ストップレベル | 4.0pips | 5.0pips | 8.0pips | 5.2pips | 5.0pips |
ユーロクロス | EUR/GBP | EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/NZD | EUR/CAD |
1.3pips | 1.2pips | 2.9pips | 4.0pips | 2.8pips | |
ストップレベル | 5.0pips | 6.2pips | 12.0pips | 22.0pips | 14.0pips |
ポンドクロス | GBP/USD | GBP/CHF | GBP/NZD | GBP/AUD | GBP/CAD |
1.2pips | 3.0pips | 4.1pips | 3.1pips | 3.3pips | |
ストップレベル | 5.2pips | 17.8pips | 36.0pips | 16.0pips | 20.0pips |
この口座であればボーナスやロイヤリティプログラムなどの恩恵が無い代わりに、コストを抑えた取引が可能です。
そうは言っても日本のFX会社と比べると、かなり割高には違いないのでレバレッジとコストを天秤にかけて、自分が納得出来るのであればZero口座で取引を始めてみるといいでしょう。

それにクロス円やドルストレート以外で取引しているトレーダーならわかると思いますが、「EUR/USD」や「GBP/USD」以外のユーロクロスやポンドクロスであれば日本のFX会社と同様のコストレベルなのです。

日本の低コストパフォーマンス業者の代表格2社で比べてみましょう。
日本のFX会社のユーロ・ポンドクロス | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
銘柄 | EUR/GBP | EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/NZD | GBP/AUD | GBP/CHF |
DMMFX | 1.0pips | 1.2pips | 1.5pips | 3.5pips | 1.6pips | 2.8pips |
GMOクリック証券 | 1.0pips | 1.8pips | 1.2pips | なし | 1.4pips | 2.8pips |
見ての通りクロス円よりユーロクロスやポンドクロスでスキャルピング取引をしているトレーダーなら、レバレッジが500倍のXMのZERO口座で取引するほうが、多くの枚数でトレード出来るので得ということです。

色々なブロガー達がこの注文方式について色々と書いていますが、私自身の実体験から書くと
- NDD(STP)方式 約定がECN方式と比べると遅く、主に各社のスプレッドが広い口座で採用
- NDD(ECN)方式 約定が早くリクオート(約定拒否)やオフクオートなどもほぼなく、スキャルピング向きの口座で採用
というイメージで選ぶといいでしょう。

クリスマスや年末年始でも同様の現象が見受けられたので、こういった時間帯でのスキャルピング取引は避けるべきと言えます。
まとめ
以上がXMtradingのスキャルピング取引の特徴&注意事項からストップレベルまででした。
おさらいをしておくと
- スタンダード口座であればボーナスを活用した取引が出来るがコスパが悪い
- 888倍でスキャルピング取引をしたいのならスタンダード口座一択
- ゼロ口座がスキャルピング取引には向いているコスパだがレバレッジは500倍が限度
- 約定スピードはECN方式を採用しているゼロ口座が早い
- 取引通貨ペアはユーロクロスかポンドクロスメインがおすすめ
です。マイクロ口座は取引枚数が少ないので、この口座でスキャルピング取引をするのであれば日本のFX会社で取引するほうが、コスパもいいので戻るべきと言えます。
後は最大保有枚数が50lot(500万通貨)なので、この保有枚数だけ忘れないように大口スキャルピング取引を実践してみてください。
そのために必要な証拠金の計算方法やロスカットについては、下記記事で色々と紹介しています。
もっとXMのスプレッドなどを詳しく知りたいのであれば、下記記事で詳しく紹介しています。
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Posted by Webメイト
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