XMのスキャルピング&両建ての特徴から取引の禁止事項
XMtrading(エックスエムトレーディング)でスキャルピング取引を考えている人は、特に制限なく取引可能となっていますが、各口座で様々な特徴があります。
どの口座でスキャルピング取引は向いているのか、レバレッジはどこまで大きく出来るのかなど気になる内容は結構あるのです。
そして一回のポジションで保有可能な最大保有枚数も各口座で違ってきます。
また両建て取引に関しては、取引することに関しては問題はありませんが様々な制約があります。
最初に結論を書いておくと
- スキャルピング取引は、サーバーに負荷をかけない高回転スキャルピングでなければ可能
- 両建ては同一口座(スタンダード口座であれば、スタンダード口座だけの両建て取引)なら可能
という点です。
下記ではこれらの内容をもう少し詳しく調べて見ましたので、今後の取引の参考にしてみてください。
記事中にはステマ規制に伴い下記のように、バナー広告やテキストリンク広告やボタン広告が含まれています。あらかじめご了承ください。
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スキャルピング取引のメリット・デメリット
後はXMtradingのスキャルピング取引のメリットとデメリットを紹介しておきます。
まずはメリットから
- レバレッジ1,000倍か500倍を利かせることで多くの枚数で保持できる(最大50lot)
- ユーロクロスやポンドクロスであれば、日本のFX会社とほぼ同レベルのコストパフォーマンスで取引出来る
- スタンダード口座やマイクロ口座であれば、ボーナスだけでスキャルピング取引が出来る
- 自動売買を利用したスキャルピング取引も可能
やはり海外FXの最大のメリットは、日本のFX会社より沢山の保有枚数でスキャルピング取引が出来る点と言えます。
自動売買でスキャルピングをするトレーダーはあまりいないとは思いますが、参考情報として確認しておいてください。
デメリットは
- コスパは日本のFX会社のほうが圧倒的に良い
- スキャルピングに有利なコスパがいいZERO口座では、スプレッド以外に手数料がかかる
- 流動性の低い日や時間帯では約定拒否もある
- ワンクリック取引はアンドロイドスマホでは非対応
- 大口取引をすると一瞬の動きで大きく動いた際には瞬殺される
などなど。
スキャル専門トレーダーに必須のワンクリック取引はiPhoneやパソコン版、MACなどでは対応していますが、androidでは対応していないので、注意しておきましょう。
日本のFX会社が各社で採用している損切設定のは素晴らしい機能が多いのですが、MT4やMT5アプリではとても高機能とは言えないので紹介しておきます。
MT4やMT5アプリでは注文前か約定後に、以下の画面で損切設定を行います。
- - SL +は損失確定の値を入力。
- - TP +は利益確定の値を入力。
日本のFX会社ではポジションが逆に行った場合、自動で~pipsで損切が出来る機能などが、初期設定で出来たりするので結構重宝します。
そのため大口ポジションを持った瞬間に、要人発言などで一気にレート変動があった場合、あっという間に資金が0円とかそれに近い金額でロスカットされるという可能性があるのです。
この取引ツールの損切設定機能の面倒な点と、機能的弱さだけは必ずトレード前にチェックしておくといいでしょう。
MT4やMT5アプリの使い方は下記で紹介しています。
後の内容は下記で詳しく紹介していますので、それぞれの口座でのスキャルピング取引の特徴を掴んでみてください。
スキャルピングに不利な口座(マイクロ・スタンダード口座)
XMtradingのスタンダード口座でスキャルピング取引を実践すると
- スプレッドは広めなのでコスパは悪い
- 最大1,000倍のレバレッジでポジションが持てる
- 最大50lot(500万通貨)までが一回で保有できる枚数
- 口座残高が2万1ドルを超えるとレバレッジは200倍まで落ちる
- 10分以上ポジションを保持しないとロイヤリティプログラムのポイントが付かない
という内容が主となり、どちらかというとスキャルピングには向かない口座と言えます。
マイクロ口座でも最大保有数以外は同じ内容ですが、スキャルピング取引を行うには取引枚数が小さいので割愛しています。
気になるマイクロ・スタンダード口座のコストパフォーマンスは
XMTrading マイクロ・スタンダード口座のSPRED | |||||
---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 |
1.7pips | 2.7pips | 3.8pips | 3.5pips | 2.8pips | |
ドルストレート | EUR/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
1.8pips | 2.1pips | 2.9pips | 2.0pips | 2.0pips | |
ユーロクロス | EUR/GBP | EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/NZD | EUR/CAD |
2.6pips | 3.0pips | 2.9pips | 3.9pips | 3.5pips | |
ポンドクロス | GBP/USD | GBP/CHF | GBP/NZD | GBP/AUD | GBP/CAD |
2.7pips | 5.9pips | 6.9pips | 7.0pips | 5.7pips |
上記は公式サイト公表の平均値ではなく、私がMT4やMT5から実際に確認した値となりますので、多少の誤差はご了承下さい。
見ての通り「2.0pips」を割るのはドル円とユーロドルだけなので、その他の銘柄の取引をする人にとってコスパ的には厳しいものがあります。
ただしこの二つの口座には入金ボーナスと言う特典があり、入金した金額の倍の金額で取引が出来て、資金が無くなってもボーナスだけで取引出来ると言う特典があります。
詳しくは下記で紹介していますので、参考にしてみてください。
またロイヤリティプログラムというのは、簡単に言えば取引でもらえるポイントシステムです。
マイクロ・スタンダード口座で取引を行うとポイントが付くのですが、10分以上保持しないとポイント対象外になることを知っておくといいでしょう。
またスキャルピングで大きく利益を出せたり、一回のポジションでたくさんの枚数を保持したいトレーダーは「2万1ドル以上」(約200万円以上)という残高制限を知っておきましょう。
レバレッジ1,000倍でスキャルピング取引を続けたいのであれば、200万円を超えると一度出金して口座残高の調整も必要となります。
高いコストを支払ってでもレバレッジ1,000倍スキャル取引を重視する人は、この残高制限を知っておくといいでしょう。
参考記事
スキャルピングの特徴(XMTrading Zero口座)
XMtradingのZero口座でスキャルピング取引を実践するとマイクロ・スタンダード口座との相違点は
- スプレッドはZero口座が狭いが往復取引手数料が10ドルかかる
- レバレッジは最大500倍までしか取引出来ない
- ボーナスは3,000円口座開設ボーナスしかない
- ロイヤリティプログラムもない
- 注文方式はECN方式なので約定が早い
という違いがあり、どちらかというとXMTrading Zero口座のほうがコスパがいいので、スキャルピング取引に向いている口座と言えます。
まずはそのコスパから紹介していきますが、ゼロ口座にかかる往復取引手数料は+1.0pipsで加算したものを表記しています。
XMTrading ゼロ口座のSPRED&STOPLEVEL | |||||
---|---|---|---|---|---|
クロス円 | ドル円 | ユーロ円 | ポンド円 | 豪ドル円 | NZドル円 |
1.1pips | 1.3pips | 2.6pips | 2.2pips | 3.2pips | |
ストップレベル | 4.0pips | 5.4pips | 10.8pips | 9.9pips | 14.0pips |
ドルストレート | EUR/USD | AUD/USD | NZD/USD | USD/CAD | USD/CHF |
1.2pips | 1.3pips | 2.2pips | 1.7pips | 1.5pips | |
ストップレベル | 4.0pips | 5.0pips | 8.0pips | 5.2pips | 5.0pips |
ユーロクロス | EUR/GBP | EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/NZD | EUR/CAD |
1.3pips | 1.2pips | 2.9pips | 4.0pips | 2.8pips | |
ストップレベル | 5.0pips | 6.2pips | 12.0pips | 22.0pips | 14.0pips |
ポンドクロス | GBP/USD | GBP/CHF | GBP/NZD | GBP/AUD | GBP/CAD |
1.2pips | 3.0pips | 4.1pips | 3.1pips | 3.3pips | |
ストップレベル | 5.2pips | 17.8pips | 36.0pips | 16.0pips | 20.0pips |
この口座であればボーナスやロイヤリティプログラムなどの恩恵が無い代わりに、コストを抑えた取引が可能です。
そうは言っても日本のFX会社と比べると、かなり割高には違いないのでレバレッジとコストを天秤にかけて、自分が納得出来るのであればZero口座で取引を始めてみるといいでしょう。
それにクロス円やドルストレート以外で取引しているトレーダーならわかると思いますが、「EUR/USD」や「GBP/USD」以外のユーロクロスやポンドクロスであれば日本のFX会社と同様のコストレベルなのです。
日本の低コストパフォーマンス業者の代表格2社で比べてみましょう。
日本のFX会社のユーロ・ポンドクロス | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
銘柄 | EUR/GBP | EUR/CHF | EUR/AUD | EUR/NZD | GBP/AUD | GBP/CHF |
DMMFX | 1.0pips | 1.2pips | 1.5pips | 3.5pips | 1.6pips | 2.8pips |
GMOクリック証券 | 1.0pips | 1.8pips | 1.2pips | なし | 1.4pips | 2.8pips |
見ての通りクロス円よりユーロクロスやポンドクロスでスキャルピング取引をしているトレーダーなら、レバレッジが500倍のXMtradingのZERO口座で取引するほうが、多くの枚数でトレード出来るので得ということです。
色々なブロガー達がこの注文方式について色々と書いていますが、私自身の実体験から書くと
- NDD(STP)方式 約定がECN方式と比べると遅く、主に各社のスプレッドが広い口座で採用
- NDD(ECN)方式 約定が早くリクオート(約定拒否)やオフクオートなどもほぼなく、スキャルピング向きの口座で採用
というイメージで選ぶといいでしょう。
クリスマスや年末年始でも同様の現象が見受けられたので、こういった時間帯でのスキャルピング取引は避けるべきと言えます。
スキャルピング取引の禁止・注意事項
XMtradingではスキャルピングに関して禁止事項はありませんが、サポートに聞くと以下の場合が注意点にあたるという回答をいただきました。
とりあえずは最初に要請が入るので、その後取引を続けた場合には何かしら措置があるようなニュアンスでした。
ストップレベルとは、注文をした際に設定する指値、逆指値などの値のpips幅を表し、このpipsを超えた値でないと指値、逆指値などの注文が出来ません。
例を簡単に書くと
ストップレベルの確認方法は簡単で、取引ツールのMT4かMT5のどちらかを起動します。
すると上記「気配値」一覧が表示されているので、ストップレベルを調べたい銘柄を「右クリック」します。
すると「仕様」という項目が表示されるので、クリックします。
私はAUD/JPYを右クリックしたので、豪ドル円のストップレベルは99ということです。pipsで言えば9.9pipsと言う事ですね。
なので豪ドル円でスキャルピングした場合、利確や損失の値を設定する場合には最低でも9.9pipsは離れた値でないと設定できないと言う事です。
MT4アプリの場合は「気配値一覧」で銘柄をクリックして、「通貨ペアのプロパディ」をクリックするとストップレベルを確認することが出来ます。
MT5アプリの場合は「気配値一覧」画面で銘柄をクリックして、「設定」をクリックすると下記のように確認することが可能です。
中には上記のようにストップレベルが0の銘柄もあります。
ストップレベルはマイクロ・スタンダード・ゼロ口座いずれも同じ値なので、下記のゼロ口座の表でコストとともに掲載しています。
両建て禁止事項
ここでは両建て取引の特徴から、その他の取引での禁止事項を詳しく紹介していきますので、参考にしてください。
XMtradingには両建ての禁止事項で代表的なものは
- 複数の口座で行う両建て取引は不正行為
- 他の海外FX業社の口座と行う両建て
- 複数の人が異なる口座で行う両建て
などが挙げられます。
複数の口座で行う両建て取引とは例を挙げると
他の海外FX会社を利用した両建てとは、XMtradingでポンド円を買い、他社でポンド円を売りというエントリーは禁止ということになります。
複数の人が異なる口座での両建て取引とは、仲間内でXMtradingの口座を開いて、上記のように自分がドル円ではショートポジションをとり、友人Bがドル円の買いをエントリーすることです。
しかしスワップを狙った両建て取引などは禁止されておらず、両建てでスワップだけ稼ぐ手法もあるのですが、XMtradingでは、こういったスワップの両建て対策がきちんと実施されています。
よって両建て取引でスワップを狙う手法も禁止こそされていませんが、実践しても損をするだけのスワップポイントに設定されています。
参考記事
両建ては稼げるのか
例えばドル円を108.00銭で売りと買いでエントリーした場合、30pips上昇したのでショートポジションを損切したとします。
なので両建て取引で稼ぐには、片方のポジションを閉じた際に残したポジションが、その時のレートよりさらにpipsが増減していないと稼げません。
これを見極めれるようになって初めて両建て取引で稼げるようになりますから、今の値動きが少ないAI相場で両建て取引をするチャンスは少なめと思っておきましょう。
またある程度値動きが大きい銘柄で実践しないと、利益自体も大きく稼げません。
値動きが大きい銘柄例
- ポンドクロス GBP/JPY GBP/USD GBP/NZD GBP/AUD GBP/CAD
- ユーロクロス EUR/NZD EUR/AUD EUR/CAD
これら怪物通貨で両建て取引すれば、大きなトレンドが出やすい銘柄なので勢いさえ乗ればクロス円やドルストレートなどで取引するより効果的です。
こういったトレンドを見極めるには、最低でも下記の指標でレジスタンスを把握しておかないと無理と言えます。
- ボリンジャーバンド+-1σや+-2σ
- 移動平均線10MAと20MA
- 一目均衡表
これらの推奨設定は下記で紹介していますので、設定せずに両建て取引を始めようと考えている人は、最低限のチャート設定を下記記事でチェックしておいてください。
両建てのやり方
せっかくなので、両建てのやり方のエントリーポイントを紹介しておきます。
両建てでエントリーするポイントは、大体が下記がトレンドが大きく出やすい位置と言えます。
- 一目均衡表の雲のねじれに近づいたとき
- 上昇トレンド中にボリンジャーバンドの+1σを割った時
- 下降トレンド中に-1σを抜いたとき
これらを時間足で見ると、週足や日足、4時間足や8時間足まで見ておくと両建て取引のエントリーポイントは見えてくると思います。
またボリンジャーバンドの+1σより上にいると上昇は強く、下にいると下降トレンドという認識でトレードするといいでしょう。
下記はポンド円の8時間足チャートの雲のねじれ付近です。
チャートを見ると8時間足なので、ロウソク足で数えると後10本くらいです。
10本と言うことは8×10で80時間ですから、
と言う事は後3日以内に「大きなトレンドが出やすいチャート」と言えるのです。
損切や利確のタイミングも難しいので「エントリー」は簡単ですが、「損切」「利確」のタイミングは上級テクニックが必要だからです。
どちらにしても両建て取引を考えているのであれば、上記3つのポイントぐらいは抑えておくといいでしょう。
両建ての際のXMPポイントのキャッシュバック
XMtradingでは取引に応じて、XMPポイントを稼ぐことが可能です。
これは日本でいうポイント還元と同じシステムなので、買い物でポイント付くのではなく取引量に応じてポイントが付きます。
詳しくは下記記事を参考にしてください。
このポイント還元の特典はロイヤリティプログラムと言われていますが、両建て取引でも稼ぐことが可能です。
そうなってくるとこのポイントだけ稼ぐ手法が、無敗の必勝法にも見えますが、さすがにXMtradingでも露骨なポイントの稼ぎ方は禁止しています。
一般取引と両建て取引両方を交えたトレードなら問題ありませんが、XMPポイント狙いの両建てばかり行うと警告が来るので注意しておきましょう。
両建てがバレた場合の罰則例
XMtradingで異なる口座で両建て取引を行った場合さすがにばれるのは理解できると思います。
しかし他社の口座とXMtradingの口座で両建て取引をした場合、本当にバレるのでしょうか。
しかしばれてしまうと利益は没収されるのは当然なので、無理にチャレンジする必要は無いと言えるでしょう。
ちなみにバレた場合や禁止事項に触れてしまうと以下の罰則がかけられます。
- 口座閉鎖
- 利益の没収
- レバレッジ制限(100倍まで規制)
- ボーナス付与停止
いずれにしても禁止内容と、トレード内容で処置が下されるので真面目にトレードしている人であれば気にしないでいい内容と言えます。
ただしEA(自動売買)で異なる口座で運用していた場合、意図せず自動で両建て取引が成立した場合も禁止事項に該当するので、複数口座でのEA運用も要注意です。
両建てした際の証拠金
XMtradingで両建てした際には、証拠金は相殺されて0になります。
CFD商品の場合は同じ銘柄で両建て取引する際の証拠金は、一度のみ必要となり常に50%が証拠金となります。
ロスカットは証拠金維持率20%以下で強制決済が執行されるのですが、証拠金は相殺されてしまうのであまり気にしなくていいでしょう。
両建て取引にメリットなし
両建て取引というのはあくまでFX初心者が行う、お試しトレードの一種です。
また各海外FXブロガー達は「うねり」を利用した両建てなら稼げると書いていますが、「うねり」が分かるのであれば普通にトレードすれば勝つことが可能です。
こういった無駄な情報は仕入れずに、正しいトレード手法を学んでいきましょう。
両建て取引でXMPポイントは確かに稼げますが、初期のランクでは1lot(10万通貨)取引で10XMPポイントもらえます。
なので約3.3ドル分の証拠金(ダイヤモンドランクになれば出金可能)にしかならないため、取引回数を増やして初期のランクを上げていくしかありません。
ランクが最上位になっても最高20XMPポイントしかないので、メリットと言えるほどの恩恵は無いと言う事です。
むしろ片側のポジションを閉じるタイミングを見極めるまで、ストレスしかないトレードスタイルと言えます。
時差取引も両建て対象
両建て取引と言えば同時にポジションを持つイメージが強いと思いますが、以下のケースでも両建ては成立します。
XMtradingの異なる口座でトレードしている人は、下記のようなケースでポジションを持ってしまいがちなので、チェックしておきましょう。
今日1lot(10万通貨)を買いでドル円をエントリーした場合
- 10時間後 売りで1lotエントリー
- 次の日 売りで1lotエントリー
- 一週間後 売りで1lotエントリー
- 一か月後 売りで1lotエントリー
こういったトレードも両建てになると言う事は、スワップ専用口座である銘柄を保持した場合、別口座で一般売買しても違反になります。
これは中長期トレーダーがしてしまいがちなトレードなので、「時間差があっても両建ては成立してしまう」ことを知っておきましょう。
その他取引の禁止事項
最後にXMtradingでの両建て以外で禁止や、注意喚起が出される取引の例を紹介しておきます。
- あらゆる種類のアービトラージは取引禁止
- 接続遅延やレートエラー時を狙った取引
- 週末の窓開けによる価格ギャップのみを狙ったトレード
- 月曜のオセアニア時間で集中して取引をする場合
- 経済指標時のみゼロカットシステムを活かしたトレード
- 高回転スキャルピングは禁止ではないが、サーバーの不可が多い場合によっては注意がある。
アービトラージ以外はあくまで専用で取引した場合が禁止事項となるので、通常取引の範疇であれば問題ありません。
ちなみにアービトラージとは、同一通貨が一時的に価格差を生んだ際に、価格が正常に戻る前に割高な銘柄を売り、もしくは割安な銘柄を買います。
そしてその価格差が正常に戻る際に、それぞれのポジションを決済して利益を得る高度な手法です。
月曜日に市場がオープンした際に窓があいて、金曜の値をかけ離れて相場がスタートすることが、まれに存在します。
これを狙った専門の取引は禁じられていますが、普段のトレードで週末に持ち越す場合は問題ありません。
また日本のFXでは月曜日のマーケットスタートは朝7:00が一般的ですが(ヒロセ通商等を除く)、海外で朝6:00からオセアニア市場がオープンします。
この1時間だけで利益を稼ぐ手法も専用で行うのであれば禁止されていますが、通常トレードと一緒に行うのであれば問題ありません。
下記では早朝や週末時のスプレッドの広がり具合も調べているので、こういった時間帯でのトレードを考えているなら参考にしてみてください。
またXMtradingではゼロカットシステムを採用しているため、口座残高がマイナスになっても追証が発生しない制度があります。
例えばFOMCや各国の政策金利などで資金1万円でレバレッジ1,000倍取引を行い、金利発表後ポジションが大きく逆に行っても残高は0円になるだけです。
この稼ぎ方も専用取引は禁止されているので、あくまで稀にこういうトレードを行うだけであれば問題ありません。
下記でその実践方法は紹介していますが、露骨に行うと禁止となると言う事です。
まとめ
以上がXMtradingのスキャルピング&両建ての特徴から取引の禁止事項まででした。
おさらいをしておくと
- スタンダード口座であればボーナスを活用した取引が出来るがコスパが悪い
- 1,000倍でスキャルピング取引をしたいのならスタンダード口座一択
- ゼロ口座がスキャルピング取引には向いているコスパだがレバレッジは500倍が限度
- 約定スピードはECN方式を採用しているゼロ口座が早い
- 取引通貨ペアはユーロクロスかポンドクロスメインがおすすめ
- 両建て取引は同一口座であれば取引可能
- 両建て取引をすると証拠金は相殺されて0になる
- 週明けや経済指標時のみの露骨な取引は禁止
- あらゆる種類のアービトラージは禁止
- 禁止行為を行うと「ボーナスや利益の没収」「レバレッジ100倍制限」「口座閉鎖」の措置がある
です。マイクロ口座は取引枚数が少ないので、この口座でスキャルピング取引をするのであれば日本のFX会社で取引するほうが、コスパもいいので戻るべきと言えます。
後は最大保有枚数が50lot(500万通貨)なので、この保有枚数だけ忘れないように大口スキャルピング取引を実践してみてください。
また決済時に両建て解除機能を使うと、二つのポジションの内一つだけのスプレッドの支払いで済むと言う方法が両建て解除ですから、両建ての決済時には利用してみましょう。
まともに取引をするのであれば特に禁止事項に抵触しないでしょうから、ペナルティを受けたくないのであれば上記禁止事項に触れないようトレードしていくように心がけて見てください。
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Posted by FXメイト
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