両建て可能な海外FX業者と両建て禁止の制限の例と注意点
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海外FXでも取引に規制が多い業者は数多くあります。その中でも買いポジションと売りポジション両方可能な両建て取引ができる海外FX業者を調べてみました。
ただし日本のFX会社と違いハイレバレッジが主流の海外FX取引ですから、両建てのリスクも日本のFX会社と比べると格段に違うことを認識して取引を行いましょう。
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制約がある両建て可能な海外FX会社
両建て取引は違法ではありませんが、基本は禁止されています。
またどちらかのポジションを決済したときに、残したポジションが元に戻ればまさに損だけ確定した取引になるので、私自身もおすすめしていません。
両方ポジションを持とうか悩むぐらいなら、取引をしないことが賢いFX取引の一つとも言えるからです。
HotForex
HotForexは両建て可能となっていますが条件があり
可能となっています。HotForexはMT4やMT5など複数口座を開設できますから、複数の口座に資金を入れた場合にこの「同一口座での両建てのみ」という条件を頭に入れて取引を行いましょう。
また他業者で売りポジションを保持し、HotForexで買いポジションを保持するという両建ても禁止されています。
違反すると様々な罰則があるので、あくまで両建ては同一口座での保持と言う考えで取引を行いましょう。
罰則例
- 新規口座の開設ができなくなる
- 現在の口座が閉鎖される
- 入金ボーナスやレバレッジが減らされる
など。決して軽いペナルティでないので、くれぐれも慎重に取引を行う事です。
FBS
一つ追加するとしたら月曜に窓が開く傾向がみられるFX取引で、ゼロカットシステムを狙った両建ては禁止されているとどこかのブログの記事で見かけました。
ゼロカットシステムの手数料はFBSが負担するため、窓開けを狙った両建て取引は禁止とされていますが、同一口座内でしか両建て出来ないので、この手法も出来ないと思うのですがどうでしょうか。
どちらにしても通常取引の範囲内では両建ては可能ということです。
GemForex
GEMFOREXは同一口座内であれば両建て取引は可能ということです。
注意書きが書かれていたので引用しておきます。
両建て取引時には必要証拠金額が相殺されますので、証拠金維持率は表示されないMT4の仕様ですが、実際には内部的に計算されておりスプレッドの拡大など余剰証拠金額が不足した場合には強制ロスカットの執行となっております。証拠金額には十分な余裕をもってお取引をお願い致します。
両建ての場合は必要証拠金は0扱いですが、現実的には相殺されていないのでスプレッドが広がった際には強制ロスカットの恐れがあると言う事です。
早朝や週末時のスプレッドの広がりを各社で調べたので、下記記事で参考にしてください。
制約がない両建て可能な海外FX会社
ここからは両建て取引に制約がない海外FX会社の一覧となります。
上記の口座と下記の口座で合わせて両建てを行う場合も禁止となるので、組み合わせは下記海外FX会社で行いましょう。
TitanFX
Titan FXは両建て可能となっています。
以下公式ホームページから引用
はい、Titan FXでは両建てを行って頂けます。
両建てにより、同じ取引通貨ペアの売りポジションと買いポジションを同時に保有して頂けます。つまり、市場の上昇または下降のどちらか一方をお選び頂くことなく、FX取引に参加することが可能です。両建て注文は非常に魅力的ではありますが、同時に、様々な要因によって影響を受ける場合があることを予めご理解ください。完全な両建て注文であった場合でも、スワップやスプレッドの拡大により損失が生じる場合がございますので、お取引の際は、それらをカバーできるだけの充分な証拠金を口座に確保して頂くことを強くお勧めいたします。
特に制約もないのですが、スプレッドの拡大時などには特に注意が必要という注意書きが書かれています。
これらを考えると海外FXで両建て取引を行いたい人は、ここTitan FXを利用するといいでしょう。
当然ですがスプレッドや手数料は倍かかりますし、スワップも場合によってはマイナスとなりますから、これらのリスクを念頭にして取引を行うことです。
Tradeview
Tradeviewも両建ては可能で特に制限もありません。
ただしここは証拠金維持率100%なので、両建て取引をする際にはかなりの余剰資金がないとすぐロスカットされてしまいます。
例を挙げてみましょう。わかりやすく円での例で紹介しています。
2万円の証拠金の売りと買いポジションを同時に保持 残高が5万円だった場合
となると両建てしても相場が急に動いた場合、スワップとスプレッド+手数料の合計が-1万円に達した場合すぐ終了となります。
なので複数の日にまたがって両建てする場合は、かなりの余剰証拠金を用意していないと朝起きた時にポジションを見てみるとロスカットされていると言う事です。
このスワップと取引手数料、スプレッドを見逃しがちなので、この点だけは注意しておきましょう。
TTCM
TTCMも両建ては可能です。
はい、トレーダーズ・トラストでは、ヘッジ取引(両建て)の規制は設けておりません。
両建てポジションを所有する際の証拠金の算出方法*には、オフセット方式と、MAX方式がございますが、トレーダーズ・トラストでは、取引量の多いポジションの保有に必要な証拠金額が優先されるMAX方式を採用しています。
MAX方式とは両建て取引を行った際に、エントリーした際のポジションの証拠金が多い方の証拠金額でポジション取りが決定し、もう片方のポジションは証拠金0扱いとなる方式の事を言います。
同じ枚数での両建て注文は証拠金0扱いになると言う事です。これはどこの海外FX会社でも一緒ですね。
XM
xmも両建て取引は可能で、証拠金は0扱いになります。
証拠金0なら残高0円で、両建て取引出来るのかやってみましたが当然出来ませんでした(笑)
ちなみにxmには両建て解除機能が付いています。
どんな機能かよくある質問で調べてみると
両建て解除 は、MT4およびMT5プラットフォームの機能であり、同一金融銘柄の両建てポジションを同時に決済し、片方のスプレッドを節約することができるものです。買い 注文は、 売り 注文と同時に、 売り注文は買い 注文と同時に決済する必要があります。
両建てポジションを同時決済することで、スプレッドの損益を無くす機能のようです。
素晴らしい機能が付いていると言えますが、両方同時に決済するなら両建てするメリットが全くないので、意味は無いと思います。
Axiory
Axiroyは両建て可能ですが、注意書きがあり
スワップによる取引で片方のポジションが強制ロスカットになった時点で両建ては解除されるそうです。
ということは、同一口座内での両建てポジションを持った場合に、スワップが大きい日などにロスカットされる可能性があるということですね。
スワップは日々蓄積されますから、そのマイナス分の証拠金を入金しないと両建ては解除されると言う事です。気を付けておきましょう。
Land-FX
Land-FXも可能で、ここは「ヘッジオーダー」という表現で取引は問題ないと記述しています。
特に制限や注意書きもなかったので、ここも選択肢の一つとなりそうですね。
LPボーナス口座とLIVE口座の証拠金維持率が20%、ECN口座が30%なのでスワップが気になってもこの証拠金維持率ならかなりの日数が耐えられます。
まあ両建て自体は長期ポジション保持には向いていないので、さっさとどちらかのポジションを解除するほうが賢明な選択肢と言えるでしょう。
iFOREX
iFOREXもよくある質問を見てみると両建てOKと書いていました。
シンプルに「はい。両建ては可能です。」と書いてあるだけなので、ここも利用制限などは無さそうですが、スキャルピングには制限があるので、両方利用しようと考えている人は止めておいた方がいいでしょう。
注意点
上記で紹介した両建ての注意点をまとめると
別会社での両建て禁止会社と可能会社の併用売買は禁止となるので、複数のFX業者にまたがって取引する場合には禁止の企業でのポジション保持は控えましょう。
後はスプレッドの拡大する経済指標発表時と早朝時、週末時は余力がない証拠金の場合ストップ狩りにあう可能性が高いと言えます。
また高金利通貨であるドル円やオセアニア通貨などもスワップのマイナスで証拠金が減少しますから、強制ロスカットの憂き目にあうので注意が必要です。
まとめ
以上で両建てに関するポイントの解説は終了です。
両建てで見逃しがちなスプレッドの拡大とスワップの累計蓄積だけはしっかりチェックを行っておきましょう。
そしてこの手法は下記でFXで稼ぐための方法を紹介しています。
ちなみにスキャルピングに関する制限などは、下記でまとめています。
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