初心者でも分かる仕組債の種類や特徴など

投資の学習
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仕組債は、通常の債券に高度な金融スキームを加えることで、リスクが高くなる代わりに、高いリターンを得ることができる債券です。

かつては、一部の機関投資家や富裕層向けに販売されていたものでしたが、近年では100万円程度から投資できる一般投資家向けのものも販売されています。

仕組債とは

チャート

通常、債券とは国や機関投資家が市場から資金を調達するために発行するものですが、仕組債の場合は少し性格が違い、資金を調達するというよりは、投資手段として利用してもらうために発行されているものになります。

様々なオプションやデリバティブなどを駆使して高度な仕組みを用いて組成されるため、仕組みがわかりづらいものであるほか、債券という名前がついているものの、非常にリスクの高い商品でもあります。

もちろん、リスクをとる以上、それに見合った高いリターンもありますので、もし購入を検討する場合には、しっかりと仕組みを理解して、最低限、「どうなれば損するのか」ということは知った上で投資するようにしましょう。

指数連動債について

近年、銀行でも多く扱われ、メジャーになってきている仕組債が指数連動債です。この仕組債の特徴は、指数が一定以上下落しなければ損をせず、非常に高い利息を受け取ることができるというものです。

ただし、例えば指数が半分以下になれば、資産も半分以下になってしまう、といったようなリスクもあります。

この話だけ聞けば、非常にリスクが高いように思えますが、通常の株を買って株価が半分になっても資産は半分になってしまうことを考えれば、一定程度の下落では損をしないため、多少リスクを抑えて株を買っている、というようなイメージが一番しっくりくるかもしれません。

その他の仕組債

スマホ
ほかにも、一般向けに販売されている仕組債は多くあります。例えば、株価に連動するEB債券や為替に連動するデュアルカレンシー債などは有名です。

つぎは、その他の仕組債の特徴を簡潔に書いてみましたので、参考にしてみてください。

EB債

EB債は「Exchangeable Bond」の略で日本語では、「他社株転換可能債」と略します。よくにた名前のものに、「他社株転換社債」があります。

仕組みとしては一部似ていますが、全く違うものになります。EB債は組成時に対象の株式を決め、その株価の変動によって利率や損益が決まるという仕組みのものです。

メリットとしては、リスクの少ない通常の債券と比較すれば、非常に高い利息を受け取ることができるという点です。

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ただし、対象の株式の株価が一定以上下落した場合には、現金償還ではなく、対象の株式が現物交付され、時価の下落分だけ損失が発生する点は注意する必要があります。

リンク債

リンク債は、指数や信用リスクなど、あらゆる指標に対してリンクして利率や損益が変動する仕組債です。前項にて紹介した指数連動債もリンク債にあたります。

EB債と同じく、通常の債券よりも高い利回りがあります。ですが、対象の指数が一定水準以下になると損失が発生するなど、リスクは非常に高くなっています。

ただ、下落度合いは株式などの個別銘柄に比べれば、日経平均などの指数を対象とする分、緩やかにはなります。

注意点としては、EB債の場合には、対象銘柄が一定水準を下回っていた場合、株券で償還するため、株券をずっと持っていることで値段が戻る可能性もありますが、リンク債の場合には現金償還となる場合がほとんどのため、下がった状態で償還すると、戻る可能性も無いためその点は注意が必要です。

デュアルカレンシー債

札とスマホ
日本語では二重通貨建債券と呼ばれるデュアルカレンシー債は、払込と利払いは同一通貨(日本で多いのは円建て)、償還は外貨建という債券です。

つまり、購入時には日本円を支払い、利息も日本円で受け取りますが、召喚時には米ドルや豪ドル、新興国通貨などで受け取るタイプの債券です。

円建てで受け取る利息に関しては市場の影響を全く受けませんが、外貨建ての償還金については円高が進行することにより為替差損が発生します。

ただし、多くの場合は「一定以上円高にならなければ円建てで償還する」というような特約がついているものが多いため、円安のメリットはなく、ある程度の円高であれば損害を受けないような仕組みのものもあります。

仕組債の買い方

仕組債は証券会社で購入することができます。ただし、一言で仕組債とは言ってもその内容は千差万別のため、しっかりと相談できる窓口で検討されることをお勧めします。

また、仕組債は「私募」と「公募」があり、「私募」であれば、最低でも2500万~など非常に高額となります。「公募」のものであれば、最近は300万~のものもあります。

多くの場合、「私募」に関しては資産やリスクの許容度から購入できる方であれば、一年中タイミングを問わずに購入できることが多いようです。私募を取り扱っている証券会社の証券口座を作る必要があります。

また、公募であれば最近は銀行でも取り扱っている(証券会社の取次を行っている)ことがありますが、まずは、窓口で相談のできる口座を作り、しっかりと担当者と相談の上でご購入されることをお勧めします。

まとめ

以上が初心者でも分かる仕組債の種類や特徴などでした。

まあ難しい仕組債を始めるより、株式投資やFXのほうが入りやすい金融商品であることには違いがないのですが、それでは元も子もないので、ここでは仕組債の種類などについて簡単に書かせていただきました。

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