初心者の為のわかりやすい株の注文方法と注文の種類を解説

投資の学習
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株式取引において初心者が学ぶことはまずは、注文する方法と損切りする方法を学ぶことが基本となってきます。そして注文方法も電話注文やネット注文など色々な種類があります。

ここでは、まだ株式取引を始めて間もない人や、これから株の売買をスタートしようと考えている人のための株の注文方法を紹介していきますので、参考にしてみてください。

注文の基本

野菜のカブ
株の注文方法は、大きく分類すると「成り行き注文」「指値注文」かの2つに分かれます。

株式を売買する際に必要な情報は、

  • 銘柄
  • 株数
  • 価格
  • 買いか売りか
  • 口座区分

などですが、このうちの「価格」というところに視点を当てた分け方です。

下記で紹介する画像はSBI証券のページから引用させていただいております。

成行注文とは

株の注文の際に、「価格」を指定することなく注文を発注する方法です。「いくらでもいいからとにかく、売りたい、買いたい」という場合に利用します。

この注文方法の特徴として、値段の条件がないため、流動性があまりにも低い銘柄でない限り、すぐに約定(注文が成立)する場合が多い点が挙げられます。

ただし、思わぬ値段変動で損失を被る可能性もあるので、値段の動きの激しいときには注意が必要です。

流動性とは、日々あまり値動きがない(出来高が少ない)銘柄は、注文した場合に大きく値が動いて成立してしまいます。いわゆる注文時の価格より、自分にとって不利益な価格で売買が成立するのです。

指値注文とは

成行注文
指値注文とは、成行注文では指定しなかった「価格」を指定して、「〇〇円なら買う、売る」という形で売買する値段を指定する注文方法です。

成行注文と違い、市場の状況によっては注文の約定に時間がかかったり、なかなか約定しなかったりということがありますが、急な相場変動が起こったとしても、指値より不利な条件では注文が約定しないので、安心して注文を出すことができます。

株式の注文の原則

株式の注文には、優先順位がありますが、その順位を決める2つの原則があります。

「価格優先の原則」と「時間優先の原則」です。

「価格優先の原則」は、売買注文の価格によって優先順位が変わるというルールで、どんなに早く出されたものでも、指値注文よりも成行注文の方が優先されるという原則です。

「時間優先の原則」は「価格優先の原則」の次に適用されるルールで、同じ注文であれば早い時間に出された注文が後に出された注文よりも優先されます。
分かりやすく下記にまとめました。

A.10時に出した指値注文
B.11時に出した成行注文
この場合は、Bの成行注文が先に約定します
例2
A.10時05分に出した指値注文
B.10時10分に出した、Aと同じ価格の指値注文
この場合は、時間優先の原則に従い、Aの注文が先に約定することになります

注文の有効期限

注文の際は多くの証券会社で注文の有効期限を選ぶことができます。

現物取引は無期限が選べますが、信用取引の場合は原則6か月までという点は注意が必要です。

成行であればすぐに約定しますが、指値の場合は、なかなか約定しないこともあるので、1週間などの期間で注文を出すことで、何度も注文を出す手間を省くことができます。

口座の区分

注文の際には、口座の区分を選択しなければなりません。詳しくは各証券会社から配布される説明資料などに記載があると思いますが、一般的に口座区分は「一般口座」「特定口座」そして、開設している場合は「NISA口座」の3種類になります。

「一般口座」は自分で税金を計算し、利益が出た場合には自分で確定申告して税務署に税金を納めるという口座です。

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対して「特定口座」は税金の計算を証券会社に任せて、利益に対する税金が発生した場合には、あらかじめ源泉徴収した上で受け取ることのできる口座区分です。

不都合がなければ、特定口座で注文を出すと良いでしょう。

その他の特殊な注文方法

他にも、株式の注文方法には特殊注文などの様々な注文方法があります。上記で基本をマスターしたら下記は応用編と言った具合です。

主に画面とにらめっこ出来ない平日に働いているサラリーマンが活用する方法と言えるでしょう。

逆指値注文

逆指値注文
逆指値注文は、利益確定や損切りをあらかじめ指定しておく際に用いられることの多い注文方法です。

通常、買いの場合には今より安い値段で、売りの場合では高い値段で指値を入れますが、逆指値注文では、買いの場合には今より高い値段に指値を、売りの場合には今より安い値段に指値を入れることになります。

不成注文(指成注文)

不成注文は、かつて「指値出来ずば成行注文」と呼ばれていた注文方法で、例えば前場なら前場中に指値ができなければ、前場の引け間際に成行注文に変わって約定するというものです。

どうしてもその日のうち、その場中に約定させたい場合には便利な注文方法です。あまりレートチェックが出来ないサラリーマン向けの注文方法と言えます。

逆に言えばチャートも見れないので、自信がない銘柄には手を出さないほうが良いということですね。

OCO注文

OCO注文
OCO注文は、一つの銘柄に対して二つの注文んを同時に発注し、片方が成立したら片方をキャンセルするというものです。

例えば、A株について株価が500円上がったところに指値注文500円下がったところに指値注文を同時に出すことで、下がれば損切りして、上がれば利益確定するという注文をすることができます。

日中忙しい際など、うまく利用すれば売買タイミングを逃すことなく取引をすることができます。

IFD注文

IFD注文
IFD注文は特殊注文の一つです。例えば、A株を購入するとして、まずA株の指値を設定して発注したとします。

その指値注文が約定した時点で、今度はA株の利益確定の指値注文や損切りの指値注文を自動で発注できるという注文方法です。

往復注文などと呼ばれることもあります。

これは損切まで設定することで、大切な資産をなくさないための重要な注文と言えます。特に空売りが好きなトレーダーは、こういった注文方法を利用しないと、IRなどで急激に値が上がった際など大きな損失をこうむってしまいますから、このIFD注文はデモトレードなどでしっかりやり方を学んでおくのも重要と言えるでしょう。

IOC注文

IOC注文(Immediate or Cancel order)は、ある点で指値をして発注して、一部だけ注文が約定した場合には残りは全てキャンセルするという注文方法です。

約定までに時間をかけたくないが、成行で思わぬ株価で売買をしたくないという場合に利用することで、一定以上の株価での売買を避けながら成行注文のような約定スピードで取引をすることができます。

主にデイトレーダーなどの短期売買をする場合に利用されることの多い取引方法です。

まとめ

以上が、初心者の為のわかりやすい株の注文方法と注文の種類を解説でした。

ちなみに一つ注意点を挙げておくと、出来高が少ない(10万以下)の銘柄は、大きい売買をすると本人にその気がなくても「買いあがり」とみなされることがあります。そして証券会社から注意の電話がかかってくる場合があるのです。

1回だけなら良いのですが、複数回「買いあがり」繰り返すと取引停止になる場合があるのです。これは私自身が実際に体験したので、ここは注意しておきましょう。

個人の少ない資産で「買いあがり」とみなされるのは、おかしな話だと思いますが、実際に取引停止になったので、甘くみないほうがよいでしょう。

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