ETFの仕組みからメリットまで取引を始める初心者の為のまとめ

投資の学習
スポンサーリンク

投資家の方であれば、一度は聞いたことがあるかもしれない「ETF」という用語。一体何を指す言葉なのでしょうか。

ETFとは”Exchange Traded Funds”をという言葉の略で、日本語で「上場投資信託」のことです。上場投資信託は言葉の通り、「投資信託」が「上場」したものですが、この投資信託は「特定の指数に連動した運用をする」投資信託です。

指数と言われるとパッとしないかもしれませんが、代表的なものは「日経平均」や「TOPIX」です。これは、投資家の方なら知らない人はいないと思います。

ETFとは

金
日経平均やTOPIXのような指数が世の中にはたくさんあります。債券価格に連動するもの、通貨に連動するもの、金や原油など商品(コモディティ)に連動するものなど、株式以外にもたくさん指数が存在するのです。

そうした指数に連動した運用を目指す投資信託で、中でも資金量が多く上場しているものがETFなのです。

上場しておらず、指数に連動する運用をする投資信託として「インデックスファンド」という商品がありますが、このインデックスファンドが上場したものがETFというイメージを持つと分かりやすいかもしれません。

ETFの仕組み

グラフ
ETFには価格があります。株には「株価」があるように、ETFには「取引価格」があります。投資家は、市場を通して通常の株のようにETFを売買することができます。

そのため、通常の投資信託とは違い、取引価格は投資家の売買によって株価のように常に変動します。また、買い付け単位は1口、2口と数えますが、最低買い付け単位は発行会社によって違います。

価格については、市場価格で決まりますが、そのETFが参照している指標の数値に近くなります。例えば、日経平均に連動するETFであれば、日経平均が19000円の時には19000円に近い取引価格になります。

連動するように同じ銘柄を買っているなら、同じ価格になるのではないか、とも思えますが、これには「市場での取引」「管理コスト」が関係しています。市場での取引によって価格が変動するのは株と同じですが、ETFには投資信託のように信託報酬が発生しています。

金額はETFによって大小ありますが、信託報酬分の資産がETFの運用資産から毎日差し引かれるため、その分だけETFそのものの価値が減少し、少し値段が下がってしまうことになります。

ETFのメリット

はてなオブジェ
ETFにはいくつかメリットがあります。それは、「分散投資」「低コスト」「値動きがわかりやすい」ということです。

スポンサーリンク

まず、「分散投資」についてです。個別銘柄に投資をしている場合、その銘柄が暴落してしまえば投資資産も大幅に減少してしまいます。

では、日経平均に投資をしていた場合ではどうなるでしょうか。日経平均といえば日本を代表する銘柄の株価を決められた計算式で平均化したものですが、この日経平均には225の銘柄が組み込まれています。

つまり、日経平均が上がるには225銘柄の多くが上がらなければ大きくは上がりませんし、225銘柄の多くが下がらなければ暴落することがありません。つまり、銘柄ごとの個別要因での変動リスクを大幅に下げることができます。

例えば、日経平均への連動を目指すETFであれば、当然225銘柄の日経平均に組み込まれている株式を同じくらいの割合で保有しています。このETFの取引価格が15000円だったとして、10口から購入できるとすれば、15万円から日経平均の全銘柄を購入したのと同じ分散効果が得られます。

日経平均の全銘柄を100株ずつでも全て買おうとすれば膨大なコストがかかりますから、非常に少ない資金で分散投資ができることになります。

次に「低コスト」ということですが、前項で、ETFには「信託報酬がかかる」という説明をしましたが、この信託報酬が通常の投資信託よりも安くなっています。

信託報酬は継続的にかかるコストなので低いほうが長期投資には有利になります。

最後に「値動きが分かりやすい」とうことですが、通常の投資信託は1日後、2日後でなければ基準価額が発表されないため、「この値段で売りたい、買いたい」といった価格から多少動いてしまいます。

ですが、ETFは市場で常に値動きが見えているので、「この値段」という値段で売買をすることができます。そのため、投資信託よりも短期で売買がしやすくなりますし、売りと買いがどれくらい入っているかなどの情報から銘柄の売買の強弱も見えてくるなど、売買における判断材料も投資信託より多くなります。

ETFの注意点

ETFは様々なメリットがあることや、分散投資を手軽にできるということで非常に人気の高い商品ですが、注意点もあります。一つは、売買の際に手数料がかかるということです。

同様の商品である「インデックスファンド」の中には購入時に手数料のかからないもの(ノーロード)もたくさんありますが、ETFは通常の株と同じように取引されるので、購入時や売却時に証券会社ごとの手数料がかかってしまいます。

また、流動性という点でも注意が必要で、あまり売買の活発でない銘柄の場合には、売りたくてもなかなか売れなかったり、安い値段で売らなければならなかったりと、流動性に影響が出てきますので、銘柄選定も注意して行う必要があります。

まとめ

以上がETFの仕組みからメリットまで取引を始める初心者の為のまとめでした。ETFの特徴をまとめると

  1. 分散投資
  2. 低コスト
  3. 値動きがわかりやすい

とリスク管理のための金融商品であり、投資初心者向けであることが分かったのではないでしょうか。興味がありましたらこれを機会にETF取引を始めてみましょう。

コメント